配牌を取ってきたら、まず見やすいように牌を並べ替えますよね。
これを、麻雀用語で「理牌(リーハイ)」と言います。
同じ種類の数牌がたくさんあると、つい完成した組み合わせを分けていませんか?
例えばこの牌姿。
            
  の部分が完成したからと、はじっこによけてしまうと、 のカン 待ちに見えてしまいます。
残りのピンズと一緒に並べると、

 
 となり、 と が待ちになりますね♪
同じ色の牌は、出来るだけ一緒にまとめておきましょう。
慣れるまではわかりにくいかもしれませんが、待ちに気づいていないとフリテン(アガリ牌を捨ててしまった状態)になってしまうこともありますよ。
☆よくある形
23344→25待ち
並びシャンポン3344に、隣の牌2がくっついた形。
234で分けると34が残ります。
2でアガリだとイーペーコーになりますよ♪
これは、シャンポンの上の隣がくっついても待ちは同じです。
こちらは、345と34で5が高めのイーペーコーになります。
離して置いてしまうと、イーペーコーに気づかないかもしれないですね。
イーペーコーは、ピンフになりそうな手を作っていると自然に完成したりします。
この形ごと覚えてしまいましょう(*^ω^*)ゞ
☆ポイント
23344
並びシャンポンの隣牌のスジ待ち。
同じ方の牌だとイーペーコーの形になる。
〜対子落としの優劣〜
             
ピンフ形の牌姿ですが、アタマが2つあります。
 と のどちらかを切りたいのですが…。
どちらを切りますか?
実は、この対子落としは、 が より優秀な理由があります。
違いは ツモのとき。
切り             ツモ
切り             ツモ
ツモ→打 「     」
ツモ→打 「     」
ツモ→打 「     」
ソウズの部分が - とカン の受けになる分、テンパイチャンスが多くなりますよ。
「134556」の形は「リャンメンカンチャン」といいます。
☆ポイント
トイツ落としは、メンツと見比べてリャンメンカンチャンになるかチェック☆
〜役牌のポンテン〜
             ドラ
メンツオーバーのこの形。
はずすメンツ候補は ・ ・ ですね。
をトイツ落としすれば、テンパイ形は必ずリャンメンになります。
しかし、ドラは役牌の 。
もし がポン出来た時に、 を切っているとアタマがなくなってしまいます。
         ポン  
では、 を切っておくとどうでしょう?
         ポン  
これだと、 のポンテン(ポンしたと同時にテンパイ)になります。
切りが優秀な理由はもうひとつあります。
をツモってしまうとロス(テンパイ逃し)になりますが
ツモはロスにならずに、下図のテンパイになります。
            
基本的な牌効率はリャンメンが優秀ですが、このようなパターンも覚えておくといざという時にお役に立つと思います。
文責:吾妻
さおり
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