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プロ雀士インタビュー

今回のプロ雀士 : 大庭 三四郎

 
インタビュアー:安達 紘文


第25期新人王戦を優勝した大庭 三四郎プロと
プレゼンテーターの伊藤 優孝プロ



この名前を聞いたらどんなに人の名前を覚えるのが苦手な人でも、記憶することができるでしょう。

【第25期新人王・大庭三四郎】

今年度の新人王となった男に、私27期生の安達紘文がインタビューをさせていただくことになりました。
拙い文章ではありますが、最後までよろしくおねがいします。

まずこのお仕事をいただいたきっかけは、新人王戦の打ち上げの席にさかのぼります。
編集部の方に「安達くんこっち座って」と言われて、案内されたのは新人王を獲ったばかりの大庭くんのとなり。
大庭くんとはPC採譜研修などで何度か話したことはあったので、色々聞きまくろう!と意気込んでいたら突然、

編集部「大庭くんのインタビュアーやってくれる?」と、予想だにしていなかったことを言われ、

安達「自分でいいんですか!?」

編集部「大庭くんが、話したことあるの安達くんくらいしかいないっていうからさ」

そっか、大庭くん人見知りしそうな感じだもんなー、とすぐ納得したものの私もなかなかのレベルの人見知りでございます。
ということで快諾させていただいた訳ですが、果たして人見知り同士のインタビューはどうなることやら・・・

多少の不安を感じたのも束の間、9月某日、千葉県某所にて一緒にセットを打ち、
その後の反省会(飲み会?)会場の中華料理屋にてインタビューをすることとなりました。

ちなみに大庭三四郎くんは、1990年8月26日生まれの21歳、私安達は24歳でございます。

安達
「まずは新人王、おめでとう!」
大庭
ありがとうございます。」
安達
「初のタイトル獲得となって、これから見られる機会も増えると思うけど、タイトル獲ってから心境の変化はある?」
大庭
「タイトル1つとったから、間違えた打牌はもうできないな・・・という思いが強くなりました。」
安達
「おぉ〜、早くもタイトルホルダーとしての自覚が!」
大庭
いやそんな(汗)ただプロとしての自覚は前より強くなったかなと。」
安達
「じゃあ優勝した瞬間ってまず何を感じた?」
大庭
いやー、なんも考えてなかったんで・・・あっ、そういえば腹へったなーと思いました。昼飯抜いてたんで。」
安達
「は、腹減ったって・・・大物すぎるでしょ(笑)けどタイトル獲れて、プロになってよかったって思えたんじゃない?」
大庭
そうですね・・・ほんとになってよかったです。」
安達
「じゃあ、そのプロになったきっかけとか、麻雀始めたところからのくだりをヨロシク。」
大庭
「えっと・・・麻雀始めたのは高校生の始めのころでして、家族がやっているのを見て一緒に打ったりして覚えました。今でもたまに打ちます。」
安達
「へぇ〜じゃあ御両親は麻雀のプロをしていることは知ってるんだ?反対もされず?」
大庭
はい、まあ・・・そこそこ応援してくれています。」
安達
それはよかったね。まだ麻雀のイメージっていうと、世間的には良くないから親には内緒でしている人もいるみたいだから。」
大庭
「そっすね・・・麻雀に理解があってよかったです。」
安達
「けど、その麻雀のイメージを良くしていこうと先輩方も奮闘してくれている訳だけど・・・大庭くんもそれについて何かやりたいってのはある?」
大庭
「麻雀のイメージアップに直接繋がるかははわかりませんが・・・いつか自分の店を持ちたいです。
学生が集まれるような、または小学生でも来られるような店をつくりたいです。」
安達
「それはイイね!今雀荘って18歳未満入れないもんねえ。じゃあ次はプロになったきっかけを。」
大庭
あっ、はい。大学では最初の頃は麻雀はたまにするくらいだったんですが、
ゲームセンターの麻雀ゲームに夢中になり、毎日やっていました。」
安達
「その頃はもう連盟のことを知っていたの?」
大庭
「モンドTVを観ていたので知っていました。こんな世界があるんだ!と思い、プロテストをやっているのも知って、自分の力を試してみようと思って。」
安達
「すぐに受けようと?」
大庭
「いや、そのときはもう受付が終わっていて・・・1年後、もう1回、時期が来たら受けようと。」
安達
「そうだったんだ。テストを受けるに向けて、何かしていた?」
大庭
「雀荘のメンバーをやりました。今はしてないんですが。
あとはゲームでしかほとんど打つことがなかったんで、フリーにも打ちにいくようになりました。
ただ、タバコが苦手なんで・・・禁煙の店が多いですけど」
安達
「最近、禁煙の雀荘も増えてきたよねえ。そういえば三次テスト(※1)の期間に道場(※2)でよく会ったよね?」

※1・連盟のプロテストには研修という名の三次試験が半年間あり、それに合格しないとプロにはなれません。
※2・連盟四谷道場というのがあり、一発赤裏無しの競技ルールが打てるお店です。プロの先輩方もよく来ています。
宣伝みたく長い説明でサーセンッ

大庭
よく採譜していました。道場長の藤原さんに勧められて。」
安達
「おれもそのころは時間があって、けっこうな頻度で道場に行っていたけど、よく会ったよねえ。
まあ当然、人見知り同士1回も話したことないけど(笑)研修中思い出に残ったことはある?」
大庭
講師の山井さんにはかなり厳しいことを言われて・・・でもそのおかげで麻雀関係の本を読んだり、一からコツコツやり直しました。」
安達
「へぇ〜、意外と打たれたほうがやる気が出るんだ?じゃあもっと先輩方厳しい意見をくださいとか書いとく?(笑)」
大庭
いや、あんまり言われすぎるときついんで、程々で(汗)ありがたいことですけど・・・」
安達
「尊敬する先輩とかいる?」
大庭
いや〜・・・いるにはいるんですけど、挙げなかった人に対して申し訳なくて・・・言えないっす。」
安達
「大庭くん優しすぎるでしょ(笑)ここで言っといたほうがその人と近付くチャンスは増えると思うけどなあ・・・」

と、ここで誘導尋問など、総攻撃をかけるも失敗。

安達
「仕方ない・・・じゃあこのへんで勘弁してあげるか。高校時代って部活とかしていた?」
大庭
「テニス部にいました。明治学院という学校で、東京都予選決勝まで行ったことあります。
安達
「それはすごい!じゃあ大学でもテニスを続けようとか考えなかった?そこまでいったんならスカウトとか誘いがきそうだけど。」
大庭
「いや〜、スカウトは来ませんでしたし、大学ってテニス部があんまりないんで・・・そこまで続ける気はありませんでした。」
安達
「そっか、だから大学ってあんなテニサーが多いのか。女の子が入りやすくて男はキャッキャしたいからって理由だけだと思っていたけど。」
大庭
まあ・・・大概は後者の理由なんじゃないですかね(笑)」
安達
「では真面目な草食系男子、大庭三四郎は女の子と戯れることもなく麻雀の道へと。」
大庭
「そ、そっすね。高校生のときは彼女もいてほんと楽しかったですけど・・・
大学はサークル辞めたりもあって、ほんとつまらなかったです。麻雀に救われました。」
安達
「バラ色からどん底に落ちて、また今這い上がってきた訳だ。
今回の新人王は凄い嬉しかったと思うんだけど、今までこれ以上に嬉しかったことってある?」
大庭
いや〜、ないっすねえ・・・あっ、どっかに応募してディズニーシーのチケットが当たった時は嬉しかったですね。」
安達
「な、何て庶民的な・・(笑)大庭くん趣味も庶民派っぽいなあ」
大庭
あんま趣味って言えるほどのものはないですが・・・PCで動画つくったり、HPつくったりパソコンで遊ぶことは多いです。」
安達
「お〜、それは凄い!連盟もネット関係のことには力入っているから、アピールしとけばそっち系の仕事来そうじゃない!?」
大庭
「来ますかねえ・・・来たら喜んでやりたいですが。」
安達
「じゃあPC関係の仕事は何でも出来ますと書いておくから。」
大庭
「いやっそんな得意って程では(汗)」
安達
「頑張れば大丈夫だって。ほかに趣味とかネタになりそうなのないの?」
大庭
え〜っと・・・あっ、暇なとき献血をしたりしています。」
安達
「またそうやって好感度を上げようと・・・って偉いな(笑)じゃあ今回の新人王戦はツイてたって言っていたけど、
献血したおかげかな?800CC出したら満貫アガれます、みたいな。」
大庭
「それに似たような話が出てくる漫画ありましたね・・・(笑)」
安達
「今回、大庭くんが優勝して、みんながそれを真似していたら麻雀プロ貧血になっちゃうねぇ。
   まあこれはヨタ話だけど、献血はいいことだし元気な人は行ってください、ということで。
では、Aルールとフリーで打ち方とかって変えてる? 」
大庭
Aルールでは振り込みはゼロ、安くていいからコツコツアガっていくイメージですかね。」
安達
「大庭くんの性格そのまま出ているね。好きな手役はリャンペーコーだっけ?珍しいよね」
大庭
「そっすね。トイツ手とシュンツ手の合体っていう、一番綺麗じゃないですか?
けど三色は嫌いです。三色に囚われすぎると遠回りになったり失敗が多いんで・・・あまり深追いはしないです。 」
安達
「そうだよね。三色ってどこまで追っていいのか難しいよね。」

{ここから新人王戦の決勝の話に行きます。}



安達
「三色は嫌いでも決勝の2回戦、東4局の8000オールをアガったときは最高型決め打ちして、切ったよね?」


大庭
あー、あれは・・・字一色も見て切りました。」
安達
「ほんとスケールでかいね(笑)打ち上げでもダンプ大橋さんに『小島先生みたい』なんて言われていたもんね。
牌譜見ていても縦か横かの決め打ちが多くて、点棒たくさんあるときの子方ではすごい守備的に打ってる印象があったけど。」
大庭
「そっすね・・・親と子でだいぶ気持ちも打ち方も違います。」
安達
「あと、2回戦オーラス、嶋村さんに跳満ツモか満貫直撃さえされなければ優勝というところで、
オリてた終盤にチーしてハイテイをずらしにいったよね。
あれは一瞬、みんな何が起きたのかと思ったけど、大庭くんは冷静にそこまで考えてたんだね。 」
大庭
やっぱハイテイの一役はでかいんで・・・」
安達
「決勝前、誰かを意識したりしていた?嶋村さんとかチャンピオンズリーグのタイトルホルダーだし・・・」
大庭
「いや〜・・・相手どうこうは意識しなかったですね。予選7回がめっちゃ調子良くて、このまま何も考えず行こうと・・・。
予選2回戦目で国士アガって、そこから一気に調子が上がりました。
あと、決勝東発の親満アガって、やっぱ調子いいんだなーと思ってそこからイケる予感がしました。」
安達
「そっか予選から良い感触はあったんだね。
あと、終わったあとの打ち上げの席でいろいろ上の先輩方にダメ出しとかされていたけど、自分では反省点とかある?」
大庭
言われて気付きましたが、やはりリーチに行くべき局面がいくつかあったなと。
2回戦東2局の3巡目で七対子テンパイとか。慎重すぎたかなと・・・」
安達
「あの舞台じゃそうなるのも仕方ないと思うけどね。けど先輩に打ち上げでダメ出しされているの見ていてうらやましかったなあ。
瀬戸熊さんにも『待っていてください』なんて挑戦状叩きつけてたし(笑)」
大庭
「あれは、最後締めの言葉で普通のこと言ったらみんな収まりつかなかったんで仕方なく・・(汗)
『あと何十年待ってりゃいいんだ』なんて冷静にあしらわれましたが。」
安達
「これからはネタも用意しておかないとね。では最後に今後の抱負を。」
大庭
1つずつゆっくりでいいから、着実にリーグ戦を昇級したいです。
特昇にも出られることになりましたが、そちらは展開とかに恵まれれば・・・。」
安達
「随分特昇は弱気だねぇ?新人王とはいえチャンピオンなんだから、もっと自信あるコメントをちょーだいよ。」
大庭
「いや〜、正直まだ全然自信ないです。」
安達
「まあそれも大庭くんらしくていっか。じゃあもう腹減ったから食べるよ!長いインタビューお疲れ様でした。」
大庭
ありがとうございました。」
 

実はこの日聞き忘れたことがいくつかあり、後日、家が近いということで私の家に来てもらい、
大庭くんのイメージアップ戦略ということで、ついでに我が家の猫と戯れている写真を撮りました。

新人王というタイトルを獲ってもその謙虚な姿勢を失わず、麻雀に対してまっすぐに向き合っている大庭三四郎くん。
そして大庭くんはインタビュー中、「コツコツ」「地道に」という言葉を何度も発していました。
努力が必ず報われる世界じゃないし、成長がわかりにくい競技だけど・・・それでもやはり積み重ねが大事だと改めて思わされました。

最後に、この記事の意義として・・・読んで彼の人柄を知った人が応援してくれたり、力になっていただけたら幸いです。
または、来年は自分が!と、若手の連盟員達が燃えてくれたらと思います。
もちろん私もすでに燃えております。

そして、さらにでかくなった大庭三四郎をインタビューできる日はやってくるのでしょうか。
乞うご期待ください!








大庭 三四郎  ( おおば さんしろう )

日本プロ麻雀連盟 27期生
⇒プロフィール(ロン2)はこちら

(このインタビューは2011年9月時のものです)

 インタビュアー:安達 紘文

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