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第2回ロン2カップ
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プロ雀士インタビュー

今回のプロ雀士 : 藤原 隆弘

 
 


「緻密な仕事師」の異名をもつ藤原隆弘。
知っている人も多いと思うが超がつくほどの守備型。
しかし、プライベートでは一転して攻撃型に変わり、ビールを片手におやじギャグを連発し場を支配する(笑)


そんなお茶目な一面をもつ藤原だからこそ、多くの若手から慕われているのであろう。                  
もちろん私もその内の一人だ。


初めて藤原の麻雀を見た時から、その受けの麻雀に惹かれ、プライベートでも酒を飲み交わすようになった。
そしていつしかおやじギャグだけは藤原も認めるAリーガーに・・・


藤原 隆弘プロ



インタビュー当日。
四谷道場から連れ立って藤原の家の近くにある彼ご用達のお店に行き、いつものように瓶ビールを頼む。
そして、あたふたしながら生まれて初めてボイスレコーダーのスイッチを入れた。

   
吉田
「チャンピオンズリーグ2回目の優勝おめでとうございます!」
藤原
「ありがとう。」
吉田
「第8期チャンピオンズリーグを優勝してから丸4年経ちましたね。」
藤原
「長かったよなぁ。」
吉田
「自分が連盟に入って2年半ですが、ようやく藤原さんの採譜ができて嬉しい反面ほっとしました。」
藤原
「なんで?」
吉田
「自分がパソコン採譜をやりだしてから藤原さんが決勝に残ってなかったから、原因は俺かなって思った時もあったんですよ。」
藤原
「そんなことないよ。これからいっぱい採らせてやるよ。」
吉田
「頼もしいです。ちなみに自分が藤原さんの決勝を採譜して勝率100%なんで、落とさないで下さいね。」
藤原
「・・・」
吉田
「今回の決勝メンツの中では、当然藤原さんが断トツの格上だったわけですが、プレッシャーは無かったんですか?」
藤原
「決勝に残ったマッスー(増田隆一)や西島さんとは最近よくセットをしていたし、新人の藤井も予選と準決勝で何回か対局していたからやりやすかったよ。それに、一度獲っているからプレッシャーは無かったし。」
吉田
「チャンピオンズリーグは、決勝に3回残って、準優勝、優勝、優勝とすごい戦績ですよね。」
藤原
「1回目の準優勝の時は、絶対勝たなきゃっていうプレッシャーに負けちゃったけど、2回目の優勝の時と今回は、
普段どおりやっていれば相手の方が勝手にミスしてくれるから、ミスが少ない俺が勝つと思ってやってたよ。 」
吉田
「ミスをほとんどしないあたり流石Aリーガーですよね。次の目標はG1タイトルですか?」
藤原 いや、G1の決勝はまた違うんだよ。相手がなかなかミスをしないから、普通にやってたら3位だし壊れたら足切りだから。
吉田
「やっぱりG1タイトルを獲るのは大変なんですね。でも早く獲って欲しいです。」
藤原
「頑張るよ!」
(と、短く答えニヤリと笑った。おそらく彼の頭の中ではもう緻密な計算が始まっているに違いない!)


そして、いつもの晩酌のお供、大三元セット(藤原命名)に手を伸ばす。


白(豆腐)發(枝豆)中(トマト)

 
吉田
「では、そろそろ対局の話に移りますか。
西島さんが2連勝、藤原さんが2着2着で迎えた3回戦に、点棒のない西島さんから5巡目にリーチが入りましたが、
何とツモリ四暗刻で待ち牌が山に3枚残っていたので、観てる方はドキドキしてたんですが、流局して手牌が開かれた時はどんな気持ちでしたか?」
藤原
「リーチ前にひとつカンが入っていたし、途中のみんなの捨て牌や自分の牌姿からほぼ四暗刻だろうと思っていたから、俺のところに当たり牌が来いと念じていたよ。
そして流局して、やっぱり四暗刻か、引かれなくて良かったと思った反面、優勝するのは俺だと確信したよ。 」
吉田
「その読みの精度もさることながら、いい麻雀を打っていると願いは通じるということを改めて実感させられました。
次に、最終戦の東4局2本場の親で50,000点近くあった時のことですが、トータル31.7Pで既に二番手をかなり引き離したトップ目だったので、
いつもの藤原さんなら流局時ノーテンと手牌を伏せそうなのに、テンパイと開けましたよね?」
藤原
「普段なら当然伏せるんだけど、リーチ者に対して危険牌を切らずにテンパイしたから、次の局どうなるか試してみたんだよ。」
吉田
「なるほど。ずいぶん余裕があったんですね。」
藤原 でも、次の局あっさり満貫の親っカブりしたからね。次からは伏せるよ(苦笑)
吉田
「そして、最後の山場はやはりオーラスだと思うんですが、満貫ツモか6,400以上直撃条件の藤井さんからリーチが入り、高目ツモだと満貫だったわけですが、あの時の心境を教えて下さい。 」
藤原
「前回の決勝の時もそうだったけど、自分の麻雀が間違ってなければ何枚いようが絶対にツモられないと思っていたよ。」
吉田
「確かに前回勝った時も、オーラス二人に逆転手が入っていたにもかかわらず流局して優勝したんですよね。」
藤原
「そう。だから今回も大丈夫だと思ってたし、そう思わないとやってられないだろ。」
吉田
「そうですよね。前原さんも十段戦決勝の最終局で、同じ様な心境だったと聞きました。」
藤原
「やっぱりみんなそう思ってるんだよな。」
吉田
「しかし、最後まで藤原さんを脅かした新人の藤井さんはすごいですね。」
藤原
「準決勝で戦った時からいい麻雀打ってたからね。今回の決勝は彼女にとっていい経験になったんじゃない。まぁ俺は越えられないけど(グビグビ)。」
吉田
「当然です(笑)」
藤原
「ちょっと残念だったのは、今回最後まで優勝を争うと思ってたマッスーが早くに目無しになっちゃたことだな。あいつにはもっと成長して欲しいよ。」
   
その時、なんとも言えぬ悲し気な表情がそこにあった。
   
吉田
「藤原さんは今回予選から出て優勝したわけですが、一番の山場はどこでしたか?」
藤原
「決勝ももちろんそうだけど、準決勝で沢崎、ウッチー(内川)、藤井とやった時だな。 」
吉田
「準決勝も豪華な面子ですね。」
藤原
「実は俺、生まれて初めて高目四暗刻単騎を8,000点でアガったんだよ。」
吉田
「えっ!?なんですかその話?早く聞かせて下さい!!!」


藤原
「1回戦なんだけど、ウッチーがトップ目で中盤俺が、で四暗刻単騎をテンパイしたんだよ。
は俺の目から4枚見えてて-は6枚切れ、は前巡にウッチーが切った1枚だけ。それで、ウッチーまた切れって念じたら、あろうことか即座にを切るから、トップ目からだしロンって言ったんだよ。 」
吉田
「なるほど。そういうことですか。」
藤原
「そしたら沢崎さんが、いいのそんなのアガっててって感じでじっと見てくるんだよ。」
吉田
「まぁそうですよね。」
藤原
「今でもどっちが良かったのかわからないけど、もし準決勝で負けてたらこれが敗因だったと思うよ。でも優勝したんだからやっぱり良かったんだよな。」
吉田
「はい、良かったと思います。トーナメントですからね。」
藤原
「そうなんだよ。俺もリーグ戦だったら安目では絶対にアガらないよ。」
   
と笑いながら最後のビールを飲み干した。
藤原
「じゃあ、店も閉まるしそろそろ出るか。」
吉田
はい。今日はありがとうございました。




藤原の行き付けの店で旨い酒と肴を堪能し彼と別れた後、チャンピオンズリーグ決勝を戦っていた時の藤原の姿や今日のインタビューを思い返す。
今回の決勝は所々に余裕があり、まるで楽しんで打っているかのように見えた。
勝つとは思っていたし勝たなきゃいけないと自負していたけど、余裕をもって勝てるようになったのは嬉しいと語っていた藤原が常々言っていること。

それは、十段位か鳳凰位を獲りたいということだ。
藤原だけではなく連盟員ならば誰もがみなそう思っているに違いない。
そして自分も早く獲って欲しいと切に願う。


ただ、藤原にこれだけは言っておきたい。
鳳凰位はA1に復帰しなければ獲れませんから・・・!残念!!(古)


藤原 隆弘  ( ふじわら たかひろ )
日本プロ麻雀連盟 3期生
⇒プロフィール(ロン2)はこちら

(このインタビューは2009年9月現在のものです)

 インタビュアー:吉田 直

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