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プロ雀士インタビュー

今回のプロ雀士 :  小島 武夫

インタビュアー: 和泉 由希子
 
私が初めて名前を覚えた麻雀プロ。 
それが「小島武夫」でした。

常に麻雀界の第一線を走ってきたトッププロ。
麻雀と共に歩み、麻雀と共に生きてきたその人生。
人はみな、精一杯の敬意を込めて、一番ふさわしい名前を呼びます。

『ミスター麻雀』と。


〜6月某日〜
 
和泉 「すみませんっ!!!遅刻しました!」

先生を呼び出しておきながら遅刻する私。ほんと最低・・・。

小島
「いいよいいよ、じゃあ行こうか。」

そう言って連れてってくれたのは、地元のおでん屋さんでした。
先生はココの常連の様子。
ビールと梅酒で乾杯してから、インタビューが始まりました。

和泉 「さて、早速ですけど、名人戦の優勝おめでとうございます!」
小島
「うん、ありがとう。」
和泉 「決勝の2戦はかなり激しい戦いでしたね。」
小島
「捲くれるとは思わなかったよ。ガッハッハ。」
和泉 「決勝のメンツは、先生、森山さん、飯田さん、新津さんですが。誰か意識していた相手とかいますか?怖かったとか。」
小島
「そりゃー森山君だよ。森山君はやっぱりすごい。手役をバシーッと作って、裏ドラ乗れば跳満になる。そういう仕組みで打っているもんな。」
和泉 「確かに。先生と森山さんはタイプが似ていますよね。お2人とも大物手が多いですし。」
小島
「俺はね、モンドの出場者の中で、平均アガリ点が一番高いんだよ。そういえば女流では和泉だな。」
和泉 「私のはラッキーみたいなモンですが(笑)でも先生は、少し強引なくらいに手役を狙っていかれますよね。」
小島
「ちょっとずついっぱいアガってもみっともないじゃない。鳴いて3,900とかアガってもすぐ捲くられるんだよ。
回数アガればいいってもんじゃないんだ。急所でガツーンとアガればいいんだ。 」
和泉 「今回の決勝でも、第一打から中張牌を切り出していった局がかなり多かったように思いますが。」
小島
「それは捨て牌を作ってるんだよ。相手が混乱してくれるからな。混乱してくれば現物しか切れなくなる。そうなってくれれば、やりやすいからな。」

〜決勝2戦目 南3局3本場での点数状況〜

新津9,700点 飯田72,500点 森山12,200点 小島5,600点

和泉 「この時、どんな心境でした?」
小島
「焦ってはいなかったよ。この点数だけ見ると大差だけど、1戦目は俺がトップだからね。
トータルではそんな離れていないんだよ。この半荘は2着になれば良かった。 」
和泉 「そして、実際に2着に浮上した局なんですが。」

南3局4本場8巡目、 

 ツモ ドラ



和泉
「七対子の単騎選択ですね。先生はではなく単騎にしましたが、これはなぜですか?」


小島
「理由は2つあるんだけどね。1つには、待ちにして、他から出るのが嫌だった。飯田の点数を減らすタメにはツモらなきゃいけないと思ったからね。
もう1つは、新津がリーチ打ってたからね。 あのリーチに
は切りづらかったんだよ。 」


和泉
「確かには怖かったですね。でも私だったら、アガリやすさを優先して待ちにしちゃいそうです(笑)」
小島
「俺はね、リーチかけたからってアガらなきゃいけないとは思ってないんだよ。全部がアガれるわけじゃない。
アガれなくっていいのさ。麻雀なんて、なるようにしかならんさ。 」
和泉 「なるほど〜。素敵なお言葉ですね。そういう心の余裕が大切なんだと思います。」

このをハイテイでツモアガリ、裏ドラまで乗せて3,000・6,000。
大きなアガリで、トータルトップに立ちます。

しかし2位の飯田プロとは、わずか1,800点の差。
ほぼ並びの状態で、迎えたオーラス。

南4局15巡目、

 ツモ ドラ




和泉
-に受けず、のシャボ待ちにしたのはなぜですか?特に-が薄いとか、そういう事は無かったように思いますが。」


小島
-に受けたら出アガリ3,900でしょ。またすぐ捲くられちゃう可能性があるじゃない。
だからここは大きく狙った方がいいと思ってね。点差をなるべく広げたかった。」


和泉
「それでちゃんとをツモるあたりが、小島武夫です!あれには痺れました!」


小島
「よくツモったよな〜。

私は自宅で1人DVDを見てたんですが、このオーラスには、思わず叫んじゃいました(笑)
見る者を魅了する麻雀。それでこそ、小島武夫の麻雀。

小島
「プロはね、ファンを感動させなきゃダメよ。どの世界のプロでもね。」
和泉 「先生の麻雀には、何度も感動させてもらってます!」



さて、ここからはグッとくだけた感じで行きましょう。
相方の宮内こずえも来てくれました!


和泉 「まずはお孫さんについてお聞きしたいと思います。」
宮内 「優ちゃんとは一緒に住んでるんですか?」
小島
「俺のトコに半分、女友達のトコに半分かな。なるべくウチにいるように言ってるんだけどね。そうでないと教えられないじゃない。」
和泉 「先生にいつも教えてもらえるのは貴重ですね。」
小島
「でもね、難しいよ。あんまり言い過ぎてもさ。けっこう繊細というか、あんまり気持ちが強くないからさ。怒り方も考えて怒らないと(笑)」
宮内 「優しいお爺ちゃんって感じですね!」
和泉 「優ちゃんもタイプ的には先生の麻雀に近いんですか?」
小島
「そうだな。なかなか鳴かないしな。ただ、まだまだ振り込む事を怖がっているから、すぐオリちゃうんだよ。
もちろんオリが必要な時もあるけど、振り込む事を怖がっちゃいけない。今は、そのへんの見極め方を教えている。 」
和泉 「放銃は悪い事ではないと?」
小島
「向かっていって負けるのは傷にならないんだよ。オリて振り込むのはダメだけどね。リーチして勝負して、それで負けたら仕方ないじゃない。
一番肝心なのは攻めるって事だよ。楽な展開で勝てる事なんか無いんだからさ。」
宮内 「みんな、ギリギリの所で争うわけですからね。」
小島
「それとね、ツカない時にチーポンしてアガれば流れが変わるとか言うけど、それもウソ。みんな錯覚してるんだよ。
グーッと我慢して、大きい手をガツンとアガってこそ流れが変わるんだ。小さなアガリの為に鳴いちゃいけない。
相手のアガリを食い流す為に鳴くのもダメ。他のヤツがアガるんだったらアガらせとききゃいいんだ。」
和泉 「なるほど。勉強になります。」
小島
「優にもね、いい麻雀を打ってほしいんだ。ただ闇雲に勝てばいいってもんじゃなくて、きちっとして、一本の線がある麻雀を打たなきゃいけない。
1回テレビに出ても、すぐに消えてしまうような女にはなってほしくないしな。負けても形のいい麻雀を打っていれば、自然と結果がついてくるもんだ。 」
和泉 「先生のお孫さんであるって事は、プレッシャーが大きいでしょうね。」
小島
「よく、胃が痛いって言ってるよ。でもね、俺の孫だからこそ、人の2倍も3倍も努力しなくちゃいけないんだ。 
でなきゃ、まわりの奴らは、「孫だから優遇されてるんだ」ってみんな思うんだ。」
和泉 「そういうの素晴らしいですね。孫だとどうしても甘やかしちゃいそうですけど。」
小島
「絶対甘やかさないよ。麻雀については厳しいよ。あ、小遣いはついついあげちゃうけどな(笑)ガッハッハ。」



では、ここからはQ&Aコーナーに行ってみましょう!

実は私、自分のブログの方で、先生に対する質問を募集してみたんです。
幾つか抜粋して、聞いてみちゃおうと思います♪

Q、若々しく元気な、小島先生の健康の秘訣を教えて下さい。

小島
「やっぱ酒飲んでいるのが一番でしょ。」
宮内 「酒は百薬の長って言いますもんね。」
和泉 「先生はホントにお酒が大好きですね。いつも飲んでいる気がします(笑)」
小島
「朝から飲んでいるからね。お茶みたいなモンだよ。ガッハッハ(笑)」

Q,麻雀と競艇の似てるトコってありますか?

小島
「あんまり似てないと思うけど・・・読みが必要なトコかな。
競艇だったら、Aの選手が仕掛けてBの選手が指して、誰が来ると配当が幾らになってとか、展開や流れを読んだり考えたりするでしょ。
麻雀も読みが必要なんだよ。通ってないからオリるって言ったら、キリがないじゃない。
自分の手と相談しながら向かっていくし、捨て牌を読む力も必要だし。」

Q,麻雀を打つにあたって、一番重要だと思っている事は何ですか?

小島
「凹まないことかな。辛抱強く戦うこと。負けてもね、にこっと笑って点棒払うくらいの余裕がなきゃダメよ。」
和泉 「メンタルの強さですね。」
小島
「みんな勝つことばっかり考えてるから、辛抱強くないんだよ。でも1回くらい負けたっていいんだ。
怒ったり機嫌が悪くなったりするようなヤツは、分かりやすいし怖くもないよね。 」
宮内 「私、最近、落ち込んじゃうんですけど・・・。」
小島
「それもダメだよ。負ける時もあれば勝つ時もあるって思わなきゃ。」

Q,小島先生が今現在、何かのタイトルを争うとしたら、どういうメンツがいいですか?

小島
「具体的に誰とかは、あんまり無いよ。でもしっかり読みをきかせて、向かってくるやつがいいな。
こっちは読んでくれると思って捨て牌作ったりするしね。
阿佐田哲也と話してる時なんか、どういう順序でどういう捨て牌を作ると引っかかってくれるか。そんな話ばっかりしていたよ。 」
宮内 「じゃーそんな風に捨て牌作っても、読んでくれない相手だとやりづらいって事ですか?」
小島
「いや、やりづらくはないよ。そういう相手はむしろ単純だから。分かりやすいし、こっちが読みやすいよ。」

Q,女流プロの中で強いと思う人はいますか?


小島
「強いかどうかはまだ分かんないけどね。ちょっと面白いなーと思っているのは、静岡の京平遥かな。
この前の女流桜花でも、2回役満アガって、1回役満振ったんだって。そういうの良いよな。
ドカーンと負けるか、ドカーンと勝つか、普段からそういう麻雀を打つようにしたほうが良いんだ。 」

Q,亜樹、瑠美、こずえ、和泉の4人を、妻にしたい人、恋人にしたい人、親友にしたい人、仕事仲間にしたい人、の4つに分けて下さい。

小島
「そういうのはね、勘弁してくれよ。 言いづらいだろ(笑)」

そんなわけで、はぐらかされちゃいました。

和泉 「そういえば先生。こないだ宮内に、「男作るのはまだ早い」って言ったらしいじゃないですか?」
小島
「わっはっは。」
和泉 「まだ早いって言っても、我々、けっこう良いトシですが(笑)」
小島
「要するにね、どっちに熱中するかだよ。男にハマって、麻雀がおろそかになるようじゃ困っちゃうだろ。」
宮内 「熱中しない男ならいいんですか?」
小島
「熱中しない男なんかつまんないだろ。」
和泉 「確かに。」

Q,先生の今後の野望は何ですか?

小島
「優が、まぁ一人前・・・一人前に近いくらいになるまで生きていてやらなきゃな。それだけよ。俺がどうしたいとかは、もうあんまり無いよ。」

最後にとても素敵なセリフ、頂きました! ありがとうございました!!

勉強会にて
小島 武夫プロと小島 優プロ



麻雀界のトッププロでありながら、誰とでも分け隔てなく接し、ニコニコと優しい笑みを絶やさない。
とても美味しそうにお酒を飲み、「ガッハッハ」と笑います。

ゲストなどで一緒になる事も多いですが、先生はどこへ行っても人気者。
それはプロとしての名前ではなく、先生本来の人柄や魅力から来るものです。
大先輩に向かって大変失礼ですが、いつも「可愛いお爺ちゃんだなぁ」と思ってしまいます。


大らかで豪快な印象かと思いきや、繊細な気配りも見せる。
そんな人柄が、麻雀にも顕著に現れていると思います。
先生の麻雀は先生そのもの。
やはり「ミスター麻雀」の呼び名が一番ふさわしいなと感じました。


先生、どうかいつまでもお元気で。
今後も感動的な麻雀を見せて下さい!

 


小島 武夫 (こじま たけお)
日本プロ麻雀連盟 初代会長
⇒プロフィール(ロン2)はこちら

(このインタビューは2011年7月現在のものです)

  インタビュアー:和泉 由希子

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