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プロ雀士インタビュー

今回のプロ雀士 :  小島 武夫

インタビュアー: 内川 幸太郎
 


第1期麻雀グランプリMAXで優勝した小島 武夫プロ




2011年4月某日、都内。
僕は、いつもよりも早めに待ち合わせ場所へと向かおうと急いでいた。

思い返せば、小島先生には何回か食事に誘われて御一緒させて頂いたことがあるが、そのいずれもが2人だけということはなかった。
今回は、第1期グランプリMAX優勝によるインタビューということで“サシ”での取材となる。

普段から人見知りをしない性格であり、物怖じしないタイプであると自分では思っていたが、今回はどこか緊張しているのかどうも落ち着かない。
それは、やはり相手が「ミスター麻雀、小島武夫」であるところから来ているのは間違いないだろう。
15分前には待ち合わせ場所に着いたのだが、もっと前に小島先生は来ていたようだ。

内川 「先生お待たせしました(滝汗)」
小島 「おお、来たか。じゃあ早速そこの美味い鉄板焼きの店に行こうか。少し、歩くけど美味しい酒もたくさん揃っているからな、ガハハ。」

おっ!!連盟ホームページ読者のみなさんはお気づきであろうか。
過去にあった第49回のインタビューで、タッキー(滝沢和典プロ)が書いているが、この「ガハハ」が出るときは先生が絶好調なときである。
まだ、アルコールも入っていないこの段階(もしかしたら、入っていたのかもしれない、笑)で出たということは、
今日のインタビューは楽しい話がたくさん聞けるに違いない!

なお、第3回ではマッスー(増田隆一プロ)が初代インタビューアーを務め、僕で3代目である。
僕は何回この「ガハハ」を引き出せるであろうか。

昨晩考えた質問を、一通り思い出しながらしばらく歩いていると店に到着。
メニューも見ずにビールを2つ頼む。

内川 「先生改めまして、第1期グランプリMAX優勝おめでとうございます。」
小島
「ん、ありがとな、まぁ話は飲んでからにしようか。」

といって、ビールグラスに手を伸ばす。
小島
「いやぁこのビールは良く冷えていてうまいなぁ。」
内川 「そうですね。一口目のビールは、なんでこんなにも美味しいんですかね。先生は、お酒はなんでも飲まれるのですか?」
小島
「だいたいは焼酎なんだよ、最近はハイボールがお気に入りで良く飲んでいるな。何回か一緒に行ったが内川もよく飲むなぁ。」
内川 「はい。ビールに焼酎に。最近はおなかが立派になって来ているのでやや控えています(笑)」
小島
「そうか、俺は、少しのつまみと酒があれば大丈夫だから、今日はいっぱい食べてくれよ。
マスター、まずは野菜焼きとお好み焼きをもらおうか。 」

過去の経験上、先生と飲む時は長居してしまう傾向がある。それというのも、話が抜群に上手く聞きいってしまうからだ。
今日は観客ではない、インタビュアーなのだ。上手く面白い話を引き出せるであろうか。

〜グランプリMAX〜

第1期麻雀グランプリMAX祝勝会にて
左から 小島 武夫プロ、伊藤 優孝プロ、前原 雄大プロ

内川 「まずは、決勝戦の話をお聞きしたいと思うのですが、牌譜を見直したところですね、先生1回しか放銃してないのですよ、しかも千点。」
<決勝データ、全67局、アガリ回数16、平均打点5,437点、放銃1、ホンイツ4、三色3、一通1>
後半の局まわしのかわし手が2回あるので、それを除いた平均打点は、驚異の6,071点、もちろん赤も裏も一発も無い麻雀である。
小島
「おおそうか、だけどもな、それはそんなに大事な事じゃないんだよ。」
内川 「というと?」
小島
「別に放銃を恐れる必要はなんにも無い。むしろせっかく手になっている時に行かないで、オリてアガリを逃がす事が最も怖い事なんだよ。
 だけど何でもかんでも攻めていく、これもまたダメ。オリと行く時のメリハリをいかにつけられるかが勝負の分かれ目になるな。」
内川 「押し引きの判断はとても大切ですよね。」
小島
「麻雀の基本はいい手が来たら怖がらず攻める。好牌が来なければ相手に余計な牌を下ろさずにオリる。簡単な事だけどこれが皆出来ていないんだな。」
内川 「はい。勉強になります。」
小島
「決勝というものは勝つか負けるしかないんだ。だから余計に攻める、ぼくはツイていたから攻められた、攻めたからツキがやってきたんだ。」

ここで第1期麻雀グランプリMAX決勝観戦記をもう一度見直していただきたい。
小島武夫というと「手役」そこから来る高打点といったイメージであるが、この決勝、攻守の押し引きがものすごく的確であった。
観戦記者の勝又健志も幾度となく取り上げているが、今回の優勝の起因はこの勝負論をもってしての事であろう。

内川 「1回戦で得意のホンイツを3回もアガっています、三色も1回。やはり得意な手でアガるといけそうだなとか思うのですか。」
小島
「板川からアガった三色だな、あれはよかったな、1人浮きになったからな、ガハハ。」
内川 (おっ!!)
小島
「あと前日の準決勝の時にだな、1回アガった後フリテンリーチで一通を引いたやつがあったんだよ。お前さんみてたか。」
内川 ヒロさん(山田浩之プロ)のレポートで読みました。」
小島
「そうか、そんときには、なんとなしに決勝にいけるなと思ったよ。」
内川 「それであのオーラス大逆転となったんですね。そういえば僕が初めて行った勉強会で、ある場面で4切ったんですよ、
そしたら先生、僕の顔見てニヤっとして、同巡に1をツモる訳です。そして手を開いたら、まぁ見事なジュンチャン三色のアガリでした。
その時、あぁこれが小島武夫なんだと思いましたよ。」
小島
「そんなこともあったような気がするな。しかし、お前さんもあんまり食べないな、もっと食べておくれよ、俺はもういっぱいだからな。
 おねえさーん、芋焼酎の辛口ロックでちょうだい!」

あっという間に時が過ぎていく。
小島先生達が日本プロ麻雀連盟を旗揚げしたのが1981年。僕の生まれたのも1981年。
年齢は父親以上に離れているのに、まるで同い歳の友達かのように接してくれている。
この心地よい雰囲気は、常に人を、ファンを、気遣って生きてきたからに違いなく、小島武夫が紛れもなくスターであるといえるゆえんであろう。


〜プロ雀士小島優誕生〜

内川 「いよいよお孫さんがプロデビューとなりましたが、いかかですか?」

{補足、先週行われた鳳凰位戦プロリーグにて小島優がD3リーグデビューとなった}
小島
「自分の孫だからと言っても、才能が無いのなら早くにやめたほうがいいと思っているよ。」
内川 「いきなり厳しいですね。」
小島
「そりゃそうじゃない。無理な奴にどんなに教えたって上手くはならない。こっちだって教えたくないよね。プロの世界だもの。」
内川 「自分は、優さんのプロテストの担当講師であったので、彼女の麻雀をかなり見たのですが、目先のアガリを取りに行くような感じではないですね。
大きく大きく狙って打っているような、やはり先生のお孫さんなんだなぁと。」
小島
「そうゆう所はできているな。けどな、この前見ただけでも優の悪い所は沢山見えた。大体把握したからこれからどんどん稽古していくよ。
まずは、俺の後ろで牌譜を取らせて、こうゆう風に打つんだって覚えさせてからだな。
なんせ小さくまとまらないで大きいスケールでやってもらいたいな。」

真面目な話になったから「ガハハ」がでないな。難しい、、、


〜若手プロ、ファンの方へのメッセージ〜

内川 「このインタビューは、連盟のホームページに掲載される訳ですが、ファンの方はもとより若手のプロもたくさん見ています。
僕も含めてですが、これからの麻雀プロに必要なアドバイスがあれば頂きたいのですが。」
小島
「一番に言いたいのは、目先のアガリにこだわるな!ということ。この前、優の試合を見に行ったときに横の卓のある男の子が、鳴いて千点をアガるんだよ。
少し我慢すれば良くなる手を、デビューして最初の半荘に鳴いて千点なんてアガるもんじゃない。それじゃこの先いつでもそれだぞ。
千点なんてアガれなくてもいいじゃないか。それぞれに個性を持って、恥ずかしくない麻雀を打つことを心掛ければきっと良くなると思うよ。」
内川 「よく森山さんに思うように打てといわれます、早く自分らしい個性を出して麻雀を打っていきたいです。」
小島
「そうだな、おまえさんももっと頑張っておくれよ。」
内川 「最後にファンの方に一言お願いできますか。」
小島
「75歳にして現役の連中に格の違いを見せつけてやりました(笑)まだまだ、小島武夫の麻雀を魅せて行きますのでどうぞよろしく。
皆さんも楽しんで麻雀を打っていってください。」

気がつくとボイスレコーダーが赤く点滅しながら止まっていた。容量一杯、時が過ぎたのだ。
これほど時間が飛んでいくことが、他になにがあるのであろうか。
魅せる麻雀と楽しい話。先生、これからも大いに伝えていってください。
麻雀を愛してやまない全ての人に。

 


小島 武夫 (こじま たけお)
日本プロ麻雀連盟 初代会長
⇒プロフィール(ロン2)はこちら

(このインタビューは2011年4月現在のものです)

  インタビュアー:内川 幸太郎

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