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プロ雀士インタビュー

今回のプロ雀士 : 森山 茂和&藤原 隆弘

インタビュアー:黒木 真生
 


天空麻雀6で奇跡の同点優勝を果たした
藤原隆弘プロと森山茂和プロ

テレビ大会では初、同点で2人が優勝という珍事件勃発!!
エンタメ〜テレで人気の麻雀対局番組「天空麻雀6」の決勝戦最終戦で藤原隆弘プロに森山茂和プロが追いつき、トータルポイントがまったく同じとなった。
なぜ、そんなレアな事件が起こったのか、当事者お2人をお呼びして、検証してみよう。


「しっかり守ろうという気持ちを突く」

黒木 「お2人が仲良く1つのトロフィーを抱えている絵はかなり…」
森山
「かなり、何だよ?」
藤原 「かなりシュールな絵だったでしょうね。コワモテ2人が1つのトロフィーを抱えてるんですから(笑)」
黒木 「そういう声が多かったようです。」
森山
「僕はコワモテじゃないけどなぁ。」
黒木 「………まぁ、それは人それぞれ、主観の問題ですからね。ハイ。それよりも、決勝戦の経緯を説明しましょう。」
森山
「1回戦は藤原くんがトップだったんだよね。」
藤原 「ハイ、かなり牌勢もツモもよく、好調だったと思います。」
森山
「ただ、僕は2着だったからね。ウマとオカを入れても40,9Pしか差がなかった。
トップと3着なら23P引っくり返る(天空麻雀の順位点は、トップが+33,3P。3着が▲10P。)からそれだけで逆転になっちゃう 。」
藤原 「逆に言えば、僕は3着以下にならないようにすればいいと。2着なら、相当な点差をつけられなければ大丈夫ですから。」
森山
「そう考えるだろうね。だから僕は、そういう藤原くんの守りの姿勢を突いていくしかないなと思ってましたよ。」
黒木 「守ろうという意識が弱点になると?」
森山
「いや、誰だって守りたいとは考えるんだけど、藤原くんの場合は特に麻雀の怖さを知っているから、
普通の人よりも守備的な意識が働くんじゃないかと読んでいたわけです。
それはある意味でスキがないとも言えるんだけど、逆にこちらからすると、怖がらせれば、それが反撃の糸口になるということだね。 」
黒木 「ところが、東1局、藤原さんがいきなり満貫をツモるんです。」

 ポン チー ポン ツモ ドラ

森山
「細かいことを言うようだけど、これ本当は2,000・3,900なんだよね。 」
藤原 「アハハ、そう言えばそうですね。」
黒木 「切り上げ満貫のルールでなければ30符ですから2,000・3,900で…そうすると森山さんが単独優勝だったと。」
森山
「まぁそういう冗談ですよ。」
藤原 「赤入り麻雀でも巡り巡って、こういう100点が大きな差になることがあるんですね」
黒木 「その後しばらく藤原さん優勢で、森山さんにはほとんどチャンスがなかったのですが、南1局にやっとアガリが出ました。」

 リーチ ロン ドラ 裏ドラ

森山
「小島先生から僕が出アガリ。」


藤原
「3巡目にが切られて12巡目にリーチ。が通ったところでロンですから、え?あたるの?って思いましたよ。」


黒木
「そのが裏ドラで3,900点のアガリになりました。」
森山
「そうなんだよ、3,900点のロンは切り上げて4,000点にはならないからさ。 」
藤原 「引っ張りますねそのネタ(笑) 」

牌譜検証中

和やかな雰囲気ながら、
真剣に牌姿を確かめる二人


「森山プロにマクリの手が入る」

黒木 「切り上げてもらえませんでしたが、そのザンクが呼び水となったのでしょうか、徐々に森山さんのアガリが増え、ラス前の時点ではトップ目になっていました。 」
森山
「藤原くんが2着だったから、トータルではまだまだ足りなかったけどね。」
藤原 「しかし、ラス前の親で連荘されたんで、少しイヤなムードでしたよ。」


黒木
「森山さんが終盤にをポンして2,900点のアガリを拾ったんですね。」
森山
「テンパイできないかと思っていたら何とか鳴けて、しかもアガれた。 」
黒木 「この影響でしょうか。同1本場で、藤原さんはヤミテンを選択します。」

 ツモ ドラ

藤原 「4巡目にこのテンパイになったんだけどヤミテンにしたらツモっちゃった。」
黒木 「連荘中だったからヤミにしたんですか?」
藤原 「イヤ、連荘中とかは関係なく、早く親を落とした方が無難だという考えですよ。
もちろん、リーチでアガればより安全圏に入れますが、満貫ツモ条件が跳満ツモ条件になるならいいかなと思ったんです。 」
黒木 「なるほど。」
藤原 「11,8P差だったから、ピンフドラ1の出アガリでも、満貫ツモ条件から跳満ツモ条件に変わるんです。
それに最後が親番でしたから、ノーテンでも終了できますしね。オリ切って終わるのも自分らしいかなと。」
森山
「結局、ツモアガリでトータルの点差が16,000点ちょうどになったわけだよね。それで、オーラスに入るところで、これどうなるの?って。」
藤原 「放送ではカットされていますが、ルールを確認したんですよ、念のため。」
黒木 「現実的ではなかったのですが、森山さんが藤原さんから満貫を直撃した場合、同点になってしまうということで、ルールを調べたところ、
同点の場合は同時優勝ということでした。」
森山
「同点優勝かぁ、それはつまらないし、藤原くんから満貫を直撃するのは難しいから、跳満をツモろうって考えていましたね。」
藤原
「普通、そう思いますよ。」
黒木 「跳満ツモ条件の森山さんにこんな手が入りました。」

 ツモ ドラ



森山
「跳満ツモ条件だとまだは切らないんだよね。暗刻になればリーチツモで跳満になるから。倍満ツモ条件ならを残して345の三色を見て切りだけど。」


黒木
「次巡、をツモったところで。」


森山
「ここでを切る。もうこれでタンピンは確定だから。」


黒木
「さらに次巡を引き入れ、1巡おいてツモでこうなりました。」

 ツモ



森山
「難しいところだけどね、僕はを切った。」


黒木
「そうするとツモで困りますよね。」
森山
「1ハン足りなくなっちゃうから、そしたらツモ切りすればいいんじゃない?」
黒木 「なるほど。テンパイと考えなければいいわけですか。」
森山
「メンタンピンツモドラ2で跳満だから、とにかく手広く受けようと思ったんです。別にドラは3枚いらない。」


黒木
「つまりリーチが前提だったわけですが、をツモってテンパイしてしまいました。」
森山
「こうなると、ヤミテンだよね。タンピンドラ3は確定しているから、藤原くん以外からは見逃して、ツモれば跳満で逆転だから。」

「ロンの声ですべてを察した」

黒木 「森山さんに絶好のテンパイが入ったわけです。しかし、一方である悲劇が起こっていました。」
藤原 「僕がねぇ、やっちゃってたんですよ。」
黒木 「少し巡目を戻して10巡目、実は藤原さんが先にテンパイしていたんですよね。」





藤原
「カンのタンヤオのみでテンパイしていたんだけど、これがなかなか出ない」


黒木
「実は危ないシーンがあって、小島プロが以下の形から前巡にを切っていたんですよ

 ポン

そして次巡、をツモってきた。」
藤原 「普通ツモ切るよなぁ。」


森山
「それが止まってを切るんだからさすがというか面白いよね。これでアッサリ決まっていたかもしれないのに、長引いた。」


黒木
「そして小島プロはをピタっと止めたまま数巡たち、藤原さんの手にがきました。」

 ツモ



藤原
「小島先生がを鳴いていて、このが切りづらくなっちゃったんですよ。
何を振っても小島先生にマクられることはないのですが、万が一、役満とか倍満にアタったらイヤだなと思ったんです。
森山さんがアガらないのに優勝というのはちょっとイヤだなぁと。
先生はいつも、とてつもなくデカイ手を作られるんで、それを意識してしまったんですよね 。」


黒木
「それでを切って1シャンテンに戻したわけですか。」


藤原
も切りづらかったからね。」


黒木
「すると、それを知っていたかのように、小島プロがを切ります。」
藤原 「何だ、アガリを逃したことになるのかって思いましたよ。こりゃマズイなと。」


森山
「この巡目で僕もテンパイするんだよね。-で。」


藤原
「で、次のツモがで、打で放銃…。」


黒木
「なぜを残したんですか?」
森山
「それは藤原くんが繊細だからだよ。」


藤原
の方が安全性が高かった。だからさっき通ったを早く処理した方がいいなって思ったんですよ。」
黒木 「ところがそれが森山さんのヤミテンにぶちアタってしまう。」
藤原 「森山さんにロンと言われてすべてを察しました。」
黒木 「同点だと思ったんですか?。」
藤原 「跳満ならロンの声にもっとハリがあるかなと。それから、少し複雑な表情でこちらを見ていましたから(笑)」
森山
「見逃してツモにかける手もあったんだけどね。でも、藤原くんと2人優勝というのも面白いかなと思ったよ。」
藤原 「僕は振った瞬間はしまった! と思いましたが、こうして振り返ってみると、あれはあれで良かったかなと。
こうやってホラ、ネタにしてもらえるでしょ(笑)? 」


森山
「牌譜を見たら、-はたくさん山に残っていたから、あそこで藤原くんが振らなかったら、僕がツモって単独優勝だったかもしれないし。
振って良かったんだよきっと(笑)。」
藤原 「そういう考え方もありますね。」
黒木 「では最後に、もうすぐ天空麻雀7が始まりますが、お2人とも、当然、狙うは連覇ですよね?」
森山
「連覇したいね。でもその前に、1回戦敗退だけは避けたいよ。前回優勝して、その次にいきなり負けたんじゃ格好悪いから。」
黒木 「藤原さんは大丈夫ですか?」
藤原 「何言ってるの。僕はまずラスを引かないタイプでしょう。手堅いタイプなんだから、それだけはないでしょうよ。」
黒木 「せっかくだから、2人で同時優勝の連覇をやってくださいよ。」
森山
「まぁでも、切り上げ満貫じゃなければ僕が優勝だったからね。」
藤原 「まだ言いますか。」
   
   

運営や記録といった、いわゆる裏方のお仕事を多くこなし、日本プロ麻雀連盟に貢献してきた苦労人・藤原隆弘プロは、これがテレビ対局での初優勝であった。
初優勝が同点優勝というのも珍記録だが、実は藤原プロは、以前にも神業をテレビで披露している。
2000年のお正月にMONDOTV(当時はモンド21)で放送された「道場破り盃」の決勝戦オーラスで九蓮宝燈をツモ。

それだけでも珍しいのだが、アガったことにより、トータルポイントをきっちり「ゼロ」にしたのである。
5回戦も打ってちょうどゼロ、しかも幻の役満と呼ばれる九蓮宝燈をアガってという珍記録であった(成績は準優勝)。

テレビに出るたび珍記録を出す藤原プロ。
「藤原くんが優勝してくれたら嬉しい」と言いつつ、ちゃっかり満貫を直撃し、同点優勝してしまう森山プロ。
お2人とも、キャラが濃ゆ〜く、エンターテインメント性も実力も備えた「本物のプロ」である。


 


森山 茂和 (もりやま しげかず)  藤原 隆弘 (ふじわら たかひろ) 
日本プロ麻雀連盟副会長  日本プロ麻雀連盟3期生 
⇒プロフィール(ロン2)はこちら  ⇒プロフィール(ロン2)はこちら

(このインタビューは2010年11月現在のものです)

  インタビュアー:黒木 真生

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