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プロ雀士インタビュー

今回のプロ雀士 : 小島 武夫

 
 


これだけの有名人でありながら偉そうなところが一切なく、まるで歳の近い友達のように自分に接してくれる。

麻雀だけでなく、人間とはどうあるべきかを存在そのもので教えてくれる小島武夫。

古くからのファンにとっては、やはり今回も“ありきたりな”インタビューになってしまうかもしれないが、小島先生の魅力が少しでも伝われば、と思う。




小島 武夫プロ


前日、小島先生からメールが届く。

『明日のインタビューは18時30分にハイボールの美味い店でどうだ?』

その店は、小島先生の自宅近くの料理屋。
以前その店でご馳走になったことがあるが、炭酸水にこだわっているハイボールは確かに美味い。
料理も酒にぴったりのものばかりで、美食家の小島先生が通っているのも納得。

18時05分頃到着すると、店の前には既に小島先生の姿があった。
滝沢「先生早いっすね!」
小島「おお、今日はお店休みだっていうからあっちの店に行こう。洋酒もいっぱい置いてるから」

しばらく歩いたところにある、洒落た雰囲気のバーへ・・・

   
【ミスター麻雀】
   
小島
「ビールちょうだい!オマエさんも飲むか?」
滝沢
「あ、一応インタビュー終わってからにします」
小島
「2つ!」
滝沢
「・・・」
小島
「(ビールを飲みながら)お客さんっていうのは少しでも上手くなろうと思って観ている人がほとんどだろ?
だからプロを名乗っている奴らはそれを意識して打たなければならないんだよ」
滝沢
「自分もそうですが、勝ちに走ってしまう“プロ”は多いです。」
小島
「いつも言うことだけど、ただアガれば良いってもんじゃないからな。同じ勝つにしてもファンに感動を与えて勝つってことだ。」
滝沢
「とは言っても勝つためには、本当は安手で捌いたりしなければいけない局面もありますよね。」
小島
「それはもちろんあるけど小島武夫がその手を打ってファンが喜ぶか?自分なりでもポリシーを持って打つってこと。
まあオマエさんは麻雀が重厚になって実績もついてきたし、解説も良くなってきたからひと安心だよ。」
滝沢
「ありがとうございます。ファンの期待が先生のスタイルを作りあげたのかもしれませんね。」
   
   
【性格】
   
滝沢
「若い頃の話しは第3回インタビューでマッスー(増田隆一)が聞いてましたけど、先生は最初から今のようなスタイルなんですか? 」
小島
「もうちょっと勝ちにこだわってた時期はあったけど、今と同じようにフリテンだろうが平気でリーチ打ってたな。」
滝沢
「それは今でもよく見ますね。」
小島
「高い、綺麗な手をアガったほうが面白いじゃないか。元々の性格も影響しているかもしれないけど。」
滝沢
「性格と言えば・・いつも穏やかな先生ですが、怒ったりすることあるんですか?」
小島
「本当に怒っているってことは少ないな。周りが怒っていてもどこか冷静な部分があって、
それでも怒らなければいけない場面があるんだけど、そんなときは怒ったフリしてるよ(笑)」
滝沢
「若い頃は豪快に飲んで遊んで、喧嘩も絶えないってイメージです。」
小島 良く飲んで遊んだけど、喧嘩はほとんどしなかったな。なにしろ俺は弱いしさ(笑)周りはそんな奴らばっかりだったけどな。
滝沢
「日本人はよく血液型と性格を一致させようとしますが・・・」
小島
「滝沢君もO型か?」
滝沢
「いえ、Bです。」
小島
「そうか?似てるとこあるように見えるけどな・・・麻雀は感情を抑えることが結構重要なんだよ。だから性格も大事。
怒りっぽい人は普段から我慢ができるように訓練しとかないと上達するのも遅いんじゃないかな。」
   
   
【美しい麻雀】
   
小島 最近若い女の子も牌捌きがよくなってきたよな。俺より上手いんじゃないかと思うくらい。
滝沢
「最近は、新人の研修会で牌の扱い方も教えているんです。麻雀牌に一度も触れたことがない人がプロテストを受験する時代ですから・・・。」
小島
「昔はな、(携帯を取り出して)牌を切るとき縦にこう回転するのと、こういう風に内側から回転するのが主流だったんだよ、
だけど人と同じじゃいかんっていうのがあってこう、外回転で切るようにしたんだ。」
滝沢
「え!?先生が最初だったんですか、今やそれが主流になってますよ。僕も練習しましたもん。
ちなみに先生の配牌の取り方も真似てます。2トン持って背中の2牌から落とすやつ。」
小島
「そんなことだけでもいいんだよ。見られているという意識がプロらしい、美しい麻雀につながるんだ。
そのうち打ち筋にも繁栄される。プロは一味違うなって思わせなければ 。」
滝沢
「確かに麻雀という競技の性質上、短期間で圧倒的な強さを見せ付けるっていうのは無理ですからね。」
小島 そう。毎回勝てれば良いけどそれは無理だろ。内容が良ければ負けたってカッコよく見えるもんだよ。
   
   
【女流】
滝沢
「僕が19歳のときの仲間がピザ屋でバイトしてて、宅配にいったら小島先生の家だった!って感動してたことがあったんですよ!」
小島
「あーそんなことあったな。えらく喜んでた(笑)ピザなんか滅多に食わないんだけどな。」
滝沢
「で、そいつが就職したところで僕の入門書を出させてもらったんですよ。偶然にも先生の《絶対負けない麻雀》と同じところ。」
小島
「おお、そうかそうか。あれは相変わらず売れてるみたいだな」
滝沢
「麻雀本としては考えられないくらい、すごい売れ行きだって聞いてますよ。」
小島
「打つことはもちろん、書くことにしても、解説にしてもすべてがプロの仕事でなければならないんだよ。常にファンを意識して振舞うっていうかな。」
滝沢
「それが一流であることの秘訣ですかね。」
小島
「競艇に平山智加って選手がいるんだけど、この子はすごいぞ《レースを見ている人に感動を与えたい》って言うんだよ。
23、24の女の子が言えることじゃない。 」
滝沢
「勝ちにこだわらなければいけない世界なのにすごい思想ですね。」
小島
「うん、女流も捨てたもんじゃないなって思ったよ。こないだ和泉がモンド王座で勝ったのを映像で見たけど、
格上相手にシンプルな小細工なしの王道に近い麻雀を打っていたような気がするよ。細かい内容はまだまだだけどな。

全体的に見て、女流は決めてとなる重さが無いように感じるね。仕掛けても、リーチをかけても怖さが足りない。
気合の乗ったカッコイイやつがどんどん出てくればいいんだけどなあ。」
   
   
【勝負運】
   
小島
「(私の手をとって)オマエさんの手相もいいなー。ほら、ここがこういう風に・・・俺のも勝負運がある手相だってよく言われるんだよ。」
滝沢
「ほおー、そういうもんですか。でも僕は神様みたいのはいないってことにしているんです。」
小島
「神様じゃなくて自分の勝負運。オマエさんは王位戦もトライアスロンも勝っただろ。それも勝負運がある証拠。なかなか勝てるもんじゃない。
だからっていつも簡単に勝つってことじゃないぞ、ここ一番の勝負所で不思議とツくんだよ。だから普段いくらツカなくても全然悲しくないし、焦らないよ。 」
滝沢
「そういえば森山さんもそんなことを言ってますね。公式戦前やテレビ対局の練習で役満アガったりするとヤベーって。」
小島
「考え方ひとつだけどな、嫌なことが続いてもどうせ後で良くなるからいいやって思えばいいんだよ。ガハハハッハッ!!」
滝沢
「(出た!)」
小島
「お姉さん、芋焼酎ロックでちょうだい!。」
 
 
 
   
【九連宝燈】
   
滝沢
「そういえば夕刊フジでMONDO21 第3回名人戦の九連宝燈が取り上げられましたね。左手骨折の話しも載ってました。 」
小島
「あれ何で髪がぐちゃぐちゃのまま載っちゃてんだろ?まあ、新聞の記事と同じになっちゃってもなんだから、別の話しにしようか。」
滝沢
「はい。」
小島
「北海道で知り合いと指圧マッサージいったんだよ。肩はまだ触れないから足裏やってもらってたわけ。
そしたら隣のマッサージ師の女の子がさ、俺の顔をじーっと見てこの人見たことあるって言うんだよ 。」
滝沢
「先生ならそんなこと良くありそう。」
小島
「それでな、ネットで九連宝燈の画像を見たらしいんだけど、あそこで3ピンを切っていったのがよかったですね〜って言うんだよ!(笑)」
滝沢
「マッサージ師の女の子が手順まで!?(笑)ブワハハハッ!」
小島 ね。テンパイに取らないで、下家を急がせて、とかさ!詳しすぎるだろ!
滝沢
「それはおもしろい(笑)先生は麻雀を打つのが楽しくなかったり、辛くなったりしたことありますか?」
小島
「ない!!ガハハハハッ!!!」
   
   
【人生哲学】
   
小島
「今日はあまり飲まないな。オマエさんがウイスキーが好きだからここにしたのに。」
滝沢
「あ!そうだったんですか!?気をつかっていただいてすみません。飲みます!」
小島
「そろそろ飲んでもいいだろ?」
滝沢
「そうですね。話しも大分聞きましたし。怪我はもう大丈夫なんですか?」
小島
「時々イテーなーってくらいだよ(笑)」
滝沢
「みんな心配してましたよ」
小島 みんな大げさに心配するから本当は言うの嫌だったんだよ。俺にしてみれば大したことじゃないのに。転んで骨折しても笑ってるのが俺なの(笑)
骨折しようがなにしようが全てが人生の一環だと思って楽しんでるんだよ。たまにお釣りがくるのも仕方ないなって。
滝沢
「だから九連アガったのかなー?先払いで。」
小島
「ガハハハハッ!!!よし!それ飲んだら次行こう。腹減っただろう?」
   
   
次の店に向かう途中・・・
   
滝沢
「先生のインタビューなのに気を使っていただいてすみません。」
小島
「楽にしといてもらったほうが、こっちもやりやすいんだよ。周りがかしこまっているとこっちまで窮屈になってくる。」
滝沢
「しかし、先生は酒で乱れないですねー。そんなに飲んで体大丈夫っすか?。」
小島

俺は大丈夫。飯でもつまみでも、ほとんど毎日自分で作って食ってるし。
食べたいときに食べて、寝たいときに寝て、気ままでストレスも全然ないよ。今が人生で一番幸せかもな・・・

もうメモ取りは終わりにして、ゆっくり飲んで自分が帰りたいときに帰れよ。

 
 

(あー酔っ払った・・・)
普通、目上の人と飲むと気が張ってなかなか酔っ払えないのが、酒飲みにはわかるだろう。

以前、先生と小さなジャズバーに入ったとき、いつの間にかその場にいる全員が、
初対面にもかかわらず小島武夫の存在に惹かれているのを感じた。
店のママもお客さんも小島先生が何者かは知らないのに。

“ミスター麻雀”としてではなく、一人の気の良いオヤジとしてでもあっという間に人気者になるのだ。
年齢や性別などを超越した小島武夫の魅力が皆にも伝わっているんだな、と嬉しく思ったことがある。

帰って直ぐにボイスレコーダーを再生。
小島先生の声を聞き、思わずニコニコしている自分がいた。






小島 武夫  ( こじま たけお )
日本プロ麻雀連盟 初代会長
⇒プロフィール(ロン2)はこちら

(このインタビューは2009年8月現在のものです)

 インタビュアー:滝沢 和典

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