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プロ雀士インタビュー

今回のプロ雀士 : 沢崎 誠

 
「泣いてばかりいないで、もっと勉強しなさい。」

私が昨年のリーグ戦で、大敗を喫し絶望の淵に立っていたときに、そう喝を入れてくださった。
その言葉は、そのときの私にとって厳しくもあり、光でもありました・・・。

今回のプロ雀士インタビューは、今年のマスターズで優勝され、
ロン2や麻雀格闘倶楽部でも大活躍中の沢崎誠プロです。

インタビュアーは、沢崎プロに日頃からお世話になっている私、桑原恵子が務めさせていただきます。

   
桑原
「まずは、マスターズ優勝おめでとうございます!でも・・・マスターズ優勝に関しては、連盟ホームページの観戦記や沢崎プロ自身のリレーエッセイにも書かれているので、色々と違うことをインタビューさせていただきたいのですが、よろしいでしょうか」  
沢崎

「そうだね。どんな質問でも大丈夫だよ。」

桑原
実は今回、アマチュアの方たちにお願いして、事前アンケートをしてきました。沢崎プロへの質問が直に聞ければ、ファンの方たちも凄く嬉しいと思うんですよ。
沢崎
「ネットを使ったの?なるほど、どんなものかな?」
桑原
では早速、一つ目の質問です。麻雀を覚えたきっかけを教えてください。」
沢崎
「麻雀を覚えたのは大学時代。僕は元々パズルが好きなんだけど、麻雀って答えがないし、組み立て方が面白いでしょ。それで麻雀に興味を持って、本を買って読んだ。それから一週間くらい雀荘で人が打つのを見て、すっかり覚えちゃった。」
桑原
「たった一週間で、ですか!?」
沢崎
「うん、そう。フリーで打ち始めてから、連戦連勝だったよ。その頃から手牌なんて見ずに相手のクセとかばかり見てた(笑)」
桑原
「凄いです〜。私なんて、いくら授業料を払ったかわからないですよ(泣)」
沢崎
「僕は群馬県出身なんだけど、どうも群馬の人間は特殊というか、博才が凄かったり、ひらめきが良い人間が多いみたい。」  
桑原
「・・・と言いますと?」
沢崎
「当時、僕は地和を月に一回は当たり前みたいに和了ってた。運が違うでしょ(笑)」
 
桑原
違い過ぎます(汗)では、プロになったきっかけを教えてください。」

沢崎
「直接的なきっかけではないけど、僕が初めて出た麻雀大会がオール東京という大きな大会だったんだけど、そこで4回戦の戦いで、いきなり4連勝してぶっちぎりで優勝しちゃったの。そこには、プロの方たちもたくさんいたから・・・気がついたら僕もプロになってたよ(笑)」
桑原
なるほど、もはや強者の運命だったんですね。そんな沢崎プロには、いきなり難しい質問しちゃいます。デジタルとオカルトの割合は、どれくらいだと考えて打っていますか?」
沢崎
「多分、この質問をした人はデジタルなんだろうね。麻雀はデジタルとオカルトだけじゃないよ。アナログというものがある。基本はデジタルとアナログなんだよ。ゲーム性として、先のことを考えるのは当たり前。オカルトというのは、見えないものを見ようとする作業だけど、見えないんじゃなくて見えているものはたくさんある。その場だけで打牌していくわけじゃなく、先を見て打っているよ。その練習の方法もたくさんある。麻雀とは人が打つものだから、まず人の考えていることを分かるようにすることが必要だね。優しくなれれば、おのずと見えてくる。でも麻雀だから、優しさとワガママさの両面性がなくては駄目だね。そのことを考えて打てれば、それだけでも勝率は上がるよ。」
桑原
麻雀には、優しさが大切なんですね。沢崎プロを見ていると分かる気がします。次の質問です。麻雀とは関係ないのですが、好きな音楽や歌手は?という質問もきています。」
沢崎
「僕らの時代だから、山口百恵さんや加藤登紀子さん、森山良子さんだね。ああ、あと槇原敬之!」
桑原
「ええっ!マッキーですか!?」(私も大好きなんですー)」
沢崎
「そう、そう。麻雀はリズムだから、歌が歌えなくちゃ駄目でね。もちろんお酒も。昔はよく故・安藤満プロと藤原隆弘プロとの3人で、これでもかっていうくらいに朝まで飲んで歌っていたよ。」
桑原
最近は、お酒が飲めないプロも多いですよね。私も弱いなりに、お酒が好きなので少し寂しいです。さて次の質問です。確率論を極めれば、ある程度勝率を上げられると思いますが、その上を目指すには何が必要ですか?」
沢崎
「初心者相手なら確率論で勝てるけど、上級者は経験則を持っている。結局、手順が違ってもやっていることはほとんど同じで、違うのは2〜3割だけ。自分が7〜8巡目に聴牌になっているかを目安にするけど、ただ和了りに向かっているわけじゃないんだよ。その目安も、状態が上の人間がいれば、6〜7巡目に聴牌かどうかと見極める巡目が早くなるし。もちろん、親と子でも違ってくる。例えば、連荘してたりツイてる親には、ほぼダブ東が2枚以上ある。ダブ南は関係ないけどね。対応としては、東を第1打で切る。切らないのであればずっと切らない。主張もするけど、局面対応もする。他家への対応が一番大事だから。」
桑原
どうすれば強くなれますか?という質問も届いています。」
沢崎
やはり、人と場を見るということだね。だから手牌は一瞬で記憶できるといいね。手牌に目がいっているようでは駄目。麻雀を打てば強くなると考えている人が多いと思うけど、麻雀を打つことと勉強することは、違うんだよ。今はロン2の牌譜システムでいくらでも勉強することができるんだから、ぜひ活用してもらいたいね。それはプロにも同じことが言える。特に若手の男子プロには、もっと勉強をしてもらいたい。安手を和了りたがっているから、質が落ちてしまって麻雀が楽しくなくなってきているよ。プロとして、もっとファンの目を大切にして欲しいね。逆に今、見ていて面白いのは女子プロ!二階堂瑠美プロ、宮内こずえプロ、田村りんかプロあたりは、楽しい麻雀を打つよね。」
桑原
「あのぉ・・・私はどうでしょう?」
沢崎
「桑原は、まだまだだな。もっと勉強しなさい。」
桑原
「はい(泣)では、次の質問です。今までで、これは会心の一打というものがありますか?」
沢崎
「会心の一打?そんなのはいつもだよ。千点でも役満でも、僕にとっては同じだから。」
桑原
「さすがです。それでは質問、どんどんいきますね。勝負とオリの境界線はどこでしょうか?」
沢崎
「負けても勝負だよ(笑)僕は振り込んでもいいと思っているし、一局自体はどうでもいいものだから。トップを狙える圏内にいるのであれば勝負だし、体勢が五分だと思えばやっぱり勝負するよ。」
桑原
「なるほど。えー次は、始めの東一局で気をつけていることはありますか?」
沢崎
「始まりなんてもう、それこそ全面勝負!親だったら絶対にオリないし、満貫の目があればダブリーにでも向かっていくよ。」
桑原
「素敵です♪では、和了ったことのない役満はありますか?」
沢崎
(即答で)「ありません!」
桑原
「役満関連の質問が、もう一つあります。7シャンテンから7巡目に国士無双を和了ったことがあるそうですが、配牌時から和了れる自信はありましたか?」
沢崎
「配牌時に和了れる自信はなかったけど、無駄ヅモなしだったから3巡目には和了りを確信したよ。」
桑原
「伝説ですね〜。では、この質問は・・・連盟以外の団体も含め、最強の雀士は誰だと思いますか?」
沢崎
「あのね、連盟が一番レベルが高くて強いの。だから最強の雀士は、僕でしょ(笑)」
桑原
「期待通りの回答、ありがとうございます(笑)続いての質問です。沢崎プロにとって麻雀とは何ですか?」
沢崎
「これは、いい質問だね。僕にとって麻雀とは、人生であり、プライドの戦いだよ。」
桑原
「私もそう思います!では、何歳まで打ち続けますか?」
沢崎
「今のレベルでは、70歳で僕がA1にいると思っているよ。」



桑原 「さすが最強!あといくつタイトルを取りたいですか?」
沢崎 「僕はタイトルを取るというよりも、自分の気に入る麻雀を打っていきたいね。いくら上手でも、暗い麻雀や逃げる麻雀を打つ人間は嫌いだから、思いの似ている人たちと打てれば幸せだな。決勝での麻雀が一番楽しいから、小島武夫プロ、森山茂和プロ、藤原隆弘プロ、朝武雅晴プロなんて面子で打てれば最高に面白いだろうと思うよ。プロであれば、自分の都合もあるけどギャラリーを楽しませる麻雀を打って欲しいから。麻雀はゲームなんだから楽しまなくちゃね!まあ、年間で4つタイトルが取れればいいかな(笑)」
桑原 「麻雀は、元気に楽しむのが一番ですね♪麻雀格闘倶楽部ロン2関連への質問もたくさん届いているのでお願いします。ロン2にてプロで唯一四段を取得されていますが、ロン2での三段、四段とはどのくらいの価値なのでしょうか?」
沢崎 「ロン2はレベルが高いよね。レーティングが1800あれば、凄腕だと思うよ。僕は100戦の順位率を1.95と目標を決めて打っているけど、四段取得のための数値は実によくできていて、かなり難しいから本当に強い人じゃないと無理だよね。」
桑原 「ロン2、麻雀格闘倶楽部では、リアル麻雀との違いを感じますか?」
沢崎 「「リアル麻雀とは、別々に考えた方がいいね。捨て牌だけでは判断できないし、相手の情報(仕草や目の動きなど)がないから聴牌もわかりにくい。対応としては、勝負に行った方が得なんだよ。まあ、質を上げれば勝つことはついてくるんだけど。逆にリアル麻雀と違って、対人じゃないところが良さでもあるんだよね。だって悪い仕草が見えないから(笑)それから、ネットやアーケードゲームでも流れがあると思っているから、自分にとって仏滅な日は、休憩を入れたりして調整しているよ。」
桑原 「麻雀格闘倶楽部での対戦数や成績は、どうですか?」
沢崎 「今、麻雀格闘倶楽部では通算7700戦して、群馬県22位。トップ率3割1分。連対率5割8分。役満が11回だよ。」
桑原 「ハンパないですね!!長考ツモされたら、どんな気持ちですか?という質問もあります。」
沢崎 「それは、嫌だけど仕方ないよ。いろいろな人がいるから。」
   
コナミの大人気アーケードゲーム麻雀格闘倶楽部をプレイされている方なら、沢崎プロの凄さがわかると思います。まだプレーされたことのない方〜、オススメですよ☆
ここだけの話(内緒)ですが・・・沢崎プロは、平日のお昼にトーナメントをプレーされることが多いです。沢崎プロ本人との対戦を狙ってみてはどうでしょう?
   
桑原 「プロは、麻雀人口をもっと増やすために何をしないと駄目ですか?」
沢崎 「テレビに出ている打ち手も解説者もレベルを上げないと駄目だね。プロは誰にでもできることをやっても仕方ないんだから、魅せる麻雀を打たないと。強いだけじゃなくアマチュアの人にもわかるように打って、わからない部分を解説者が説明するの。そうすると必然的に、解説者のレベルは高くなきゃいけない。さらに相手の気持ちがわかる人が解説するべきだね。テレビだけじゃなく、ロン2でも麻雀格闘倶楽部でも、とにかくプロは麻雀普及のために人の目に見えるようにどんどん活動しないとね。」
桑原 「はい!わかりました!!現在、若手プロの指導をされていますがどうですか?」
沢崎 「僕は何を切れとか、そういった教え方はしない。教えるというのは、ただ打てばいいということじゃなくて見方、考え方を変えてあげることなんだよ。視点をずらしてあげることが大事。勝つ人間は、こういう風にやるんだよと教える。放銃したって構わない、逆に勝てるのに手が止まる方がおかしいよって。勉強するのにもテーマを持ってやらなくちゃね。最近、大小関係なく勉強会が行われているけど、参加するのであればメモを取ってもいいし、勉強したら何か一つでも得たものを文章に書くことをやって欲しい。ガチガチの頭じゃ駄目だし、自分と違うものを見てそれを取り入れていかないと変わっていかない。まあ、始めは成績が悪くなったりするけど、そこが入り口だからね。」
桑原 「最後になりますが、今後の目標を教えてください。」
沢崎 「あと20年ぐらいはかかると思うけど、女子プロがAリーグに4人!そのくらいに育てていきたいよ。そして若手プロたちには、勝ち負けに固執せずに、このメンバーの対局なら観戦したいと言われるプロになって欲しい。今、連盟ホームページの何切る50人を担当しているけど、静岡支部の質がいいんだよ。静岡はA1に入ってくるね。将来的にA1は・・・昔のおじさん3人×若手2人×女子プロ4人×静岡3人になってくるんじゃないかな(笑)」
桑原 「それは面白いですね(笑)今日はありがとうございました!!」






気がつくと私は、インタビューということも忘れ、夢中になってお話を伺っていました。

今回、沢崎プロには、アマチュアファンの方たちからの質問にも本当に丁寧に答えていただき感謝しています。

インタビューを通じて、あらためて沢崎プロは、優しさと厳しさを合わせ持つ、
本物のプロだと思いました。

 


  


沢崎 誠 ( さわざき まこと )
日本プロ麻雀連盟3期生 群馬県出身 
⇒プロフィール(ロン2)はこちら

(このインタビューは2007年08月現在のものです)

 インタビュアー:桑原 恵子

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