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プロ雀士インタビュー

今回のプロ雀士 : 滝沢 和典

かつて新葉だったことがある。

 

かつて新芽だったことがある。

 

青い色をした仲間たちは、季節がうつろっても、

輝きを失うことはなかった。

仲間たちは、陽の光を、風の香りを、

ごく自然に受け止めていた。

 

ある日、ふと、疑問が頭をもたげた。

自分の葉脈のなかに流れているものが、

他の仲間たちのそれとは、

どこかちがうのではないか・・・・・。

 

疑問はふくらみ、やがてはじけた。

樹から落ち、腐葉土のなかに身を置いた。

 

そして自覚した。

病葉・・・・・。

 

そのときから時間の水脈に身を任せた。

どう流れゆこうと、しょせん、

病葉は朽ちるだけだから。

   

   

これは、1998年9月に発表された、白川道『病葉流れて』の冒頭である。

この文を見た時、私の体じゅうに電流が走った。

これまでの歩み、今の有り様、これからの生き方に、確固たる自信などない。

しかし、この文のおかげで、どれほど救われた思いになったことか。

   

  

滝沢和典にとっても、やはり同様であった。

『病葉』という言葉との運命的な出逢いを果たした彼は、間もなく日本プロ麻雀連盟の門を叩き、

麻雀プロとしての道を歩み始める。

その胸中には、一片の迷いもなかった。

     

     

今回のプロ雀士インタビューは、先日行われた第32期王位戦で見事王位に輝き、

今後の麻雀界を背負う存在として期待される、滝沢和典プロに迫ります。

インタビュアーは、松崎良文が務めます。

   

   

手前:優勝・滝沢和典   後方右からニ番目:3位・松崎良文

   

   

先に行われた第32期王位戦決勝戦に滝沢和典、松崎良文の両名が勝ち残ったため、今回は予定を急遽変更して、追加取材した「王位戦を振り返って」を前編として対談形式で掲載いたします。

 

松崎 「まずは、王位戦優勝おめでとう。」
滝沢 「ありがとうございます。」
松崎 「三位の俺がインタビューをするという、なんとも屈辱的な図式になっているのだけれども…。」
滝沢 (気まずそうな表情を浮かべて)……。」  
松崎 「でも、俺も実に嬉しい。負けた人間がこんなことを言うのは変かもしれないけど、昔から知ってるっていうのもあるしね。」
滝沢 (笑顔を浮かべて)はい。
松崎 「これまで、モンド21や麻雀フォーラムでの優勝はあったけど、たしか G1 タイトルは初めてだよね。率直な感想は?」
滝沢

素直に嬉しかったです。でも、まだまだこれから先が勝負だな、という気持ちの方が強いですね。

松崎 「山頂の上に山あり、って荒さんが言ってたけど、まさにその心境と。」

     

ここで、王位戦決勝の話を。

     

松崎 最初さ、手震えてたよね。緊張してたの?
滝沢 いや、あれは一回戦抜け番の時に手が冷えてただけです。
松崎 あ、そうなんだ。とんだ勘違いと。
滝沢

気合は十分でした。でも、松崎さんも気合い入ってましたよね。準決勝の時から思ってたけど、一番気合い入ってたんじゃないかな。

松崎 うん。とりあえず、気持ちで負けないようにしてた。自分が王位になるんだ、ということを信じて疑わなかったね。
滝沢 自分もです。
松崎 「あとで聞いたら、みんなそう思ってたってさ。でもやっぱり、それくらいの気持ちじゃないとダメだよね。」
滝沢 そう思います。
松崎 「俺なんかさ、王位になったときの挨拶まで考えてたもん。あれ、これはやりすぎ?」
滝沢 さすがに。
松崎 「ですよね。」
滝沢 でも今回は、 A 級本戦で一位通過した時から、なんとなく雰囲気は良いなとは思ってました。
松崎 「そういうの大事だよね。」
滝沢 そして、 A 級決勝、準決勝と勝ち上がって、決勝進出が決まったときは嬉しかったですね。
松崎 「俺も。なんせ初めてだったからね。」
滝沢 自分もですよ。準決勝までは何度かあったんですけど。
松崎 「知ってる。過去に何度か観戦してたけど、歯がゆかった。」
滝沢 すんません。
松崎 「いえいえ、こちらこそすんません。でもさ、決勝の舞台ってなんか、特別な場所だよね。」
滝沢 そうですね。いつになく、打ってて気持ち良かった。
松崎 「ね。ギャラリーの視線とか熱気とか、あの雰囲気たまらないよね。俺あの日、麻雀プロとして本当に幸せだった。」
滝沢 はい。あの日、自分のために応援に来てくれていた人が結構いたんですけど、とても心強かったです。みんなには本当に感謝しています。
     
 

第32期王位戦 決勝戦

     
松崎 「俺も。応援は本当にありがたかった。なんかさ、前夜にメールもらったり電話で話したりしたら興奮しちゃってさ、結局一睡も出来なかったんだよね。」
滝沢 本当に?俺、グッスリ寝ちゃった。
松崎 「どうやら、睡眠って大事みたい。前半気合いでリード出来てたけど、後半バテちゃったもん。」
滝沢 それはマズいなぁ。
松崎 「皆さんも、大切な日の前夜は、しっかり睡眠を取った方が良いですよ。」
滝沢 みんな分かってると思いますよ。
松崎 「ですよね。」

   

   

第32期王位戦決勝戦の詳しい模様は、後日更新の決勝観戦記を御覧下さい。

   

次回の後編「これまで、そしてこれから」をお楽しみに!

滝沢 和典 ( たきざわ かずのり )
日本プロ麻雀連盟16期生 新潟県出身 12月6日生まれ B型
⇒プロフィール(ロン2)はこちら

(このインタビューは2006年11月現在のものです)

 インタビュアー:松崎良文

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