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プロ雀士インタビュー

今回のプロ雀士 : 伊藤 優孝

「ツモ」静かな声で伊藤優孝が手牌を倒した。「3000・6000」その半荘を大きく変える一撃だった・・・。

私と伊藤の初めての出会いは「伍風」という雀荘だった。現A1リーガーの瀬戸熊直樹もいたその雀荘で、有名プロと言われている伊藤と打ったのだ。

「有名とは言っても俺の方が強い」と思うほどに仲間内では負けなしの私は、その半荘を度重なるあがりでリードしていた。1万点そこそこしか持ち点のない伊藤のリーチをなめていた私は驚いた。

「メンタンピンツモ三色」

伊藤は暴牌を打っていたわけではなかったのだ。しっかり手を作り、ぎりぎりの牌を打っていた。そこからは当然のように流れを変えられ逆転された。そんな自分を恥じた私は、麻雀に対する姿勢を変えて努力する事を覚えたのだ。

あれから5年。私のような人間でも少しは成長したのだろうかと思いながら江古田の「グラスオニオン」の扉を開けた。

インタビュアーは増田隆一です。

増田 「先生お久しぶりです」
伊藤 「最近ますと会う機会も減ったけど元気か?」
増田 「おかげさまで何とか生きています(笑)ところで先生、俺に久しぶりにインタビューの依頼がきたんで、協力していただきたいんですけど・・・」
伊藤 「俺か?おまえ俺と付き合いが長いし、分ってるんだから適当に書けよ」
増田 「いや〜そう言わず協力してくださいよ・・・」
伊藤 「じゃあ、そこのデニーズに行くか」

こうして伊藤は快くインタビューに応じてくれた。

増田 「先生、麻雀を始めたきっかけは?」
伊藤 「高校2年のときに結構学校でまじめなグループが不良グループにタバコを吸ってみたいって言ったんだよ。でな学校にばれて・・・まじめなグループはみんな不良グループに責任を押し付けて、無理やり吸わされたって言ったんだ(笑)」
増田 「ひどいですね」
伊藤 「だろ、でその不良グループのリーダーは先生に言われて(僕がそそのかしました)って言ったんだ。それからこいつはいいやつだって思って、つるむうちに麻雀を覚えたんだよ」
増田 「ズルイやつが得するのは嫌ですよね・・・じゃあ、プロになったきっかけは?」
伊藤 「そんなで大学に行ったんだけど、当事は学生運動が盛んで休講だらけだったんだ。雀荘に入り浸るうちに強くなって、学生では相手がいなくなり・・・」
増田 「そんなパターンはよくありますよね。プロになることを踏み切ったきっかけを教えてください」
伊藤 「ある人に(一生麻雀が好きで、一生麻雀と関わりあってゆくのなら表舞台で堂々と生きてゆくのがよいのでは)と言われ親兄弟の反対を押し切ってプロになったんだ」
増田 「俺も反対されて実家を追い出されました(笑)先生の初タイトルとブレイクのきっかけを教えてください」
伊藤 「全国各地で開催された麻雀フェスティバルの中の大阪カップが最初かな。それまでもいい所までは残っても勝ちきれなくて・・・安ちゃん(故・安藤満プロ)の(全局勝負ばかりが脳じゃない。郷に入っては郷に従え)の言葉を守って、ヤミテンにしたり、オリが増えたりで周囲に合わせて一回もリーチをせずに半荘5回を戦ってタイトルを取ったんだ。リーチをしないとテンパイを維持しつつタンヤオや三色がついて高くなるし良かった。手役も作れるようになったしね。それからはマスターズ4・6期を優勝したね」
増田 「先生のスタイルから全局ダマテンて信じられません・・・それから有名になったんですか?」
伊藤 「違うよ。マスターズでもう充分かなって慢心があったんだ。でも伊藤流って麻雀は違うと思って、伊藤流で勝ちたくなった」
増田 「『雀義を貫く』ですよね」
伊藤 「そう。さらに上を目指す気持ちで、テーマを持って取り組み、雀魔王戦を優勝し、賞金額が倍増して一気にビックタイトルになった最強戦にシードで出場して優勝し、有名になったんだ」
増田 「最強戦でブレイクですか。先生はその後、發王戦2連覇など輝かしい功績を残していますね。そんな先生のこれからの夢は?」


左:副会長・伊藤優孝 中央:副会長・森山茂和 右:会長・灘麻太郎

伊藤 「当然、競技選手としてがんばるとともに連盟の発展に尽力したい。親兄弟に反対されながらやってきた事だから麻雀界を大きくしたいんだよ。男の意地だよ。仲間意識は人一倍強いしね。1回タイトルを取って1年間暮らせるくらいの世界にしたいんだよ」
増田 「おもしろいエピソードとかあります?」
伊藤 「雀魔王戦の舞台はムツゴロウ王国のログハウスだったんだけど、ミミズクの巣があって部屋中飛び回っていたんだよね(笑)飯を食えば羽から粉が出るは、対局すれば頭に止まるはで最悪だったね。ムツさんに文句を言ったら(飼い主をいじめるからだ)って言われるし・・・」
増田 「先生も大変ですね・・・。じゃあプライベートでのエピソードは?」
伊藤 「安ちゃん(故・安藤満)と阿部(孝則・鳳凰位3連覇他)と河野(高志・十段戦3連覇他)でラスベガスに行ったときは楽しかったけど悲惨だったなあ(笑)」
増田 「具体的には?」
伊藤 「全員パンク(持ち金がなくなること)して、最後の有り金をはたいて帰りの空港で買ったサンドイッチを、大の大人が4人で分け合ったよ(笑)後、あのアメリカのテロ事件のときも、藤原(隆弘・チャンピオンズリーグ他)と一緒にラスベガスにいて帰って来れなくなったしな・・・」
増田 「悲惨ですね・・・先生はラスベガス大好きですもんね(笑)次に、最近はロン2や麻雀格闘倶楽部など、実際に牌を握らない対局が増えていると思うんですが、それについてはどう思われますか?」
伊藤 「麻雀の人口増加に大変、役立っていると思う。ゲームセンターでサインを求められるくらい、麻雀ファン層は拡大しているよ。でも時間制限があるから、勝手にひどい放銃されたりで最初はやりにくかったけどね(笑)実際に牌を握る対局も、ネットやゲームの対局も大事なプロとしての活動だから俺は雀義を貫くよ。」
増田 「ロン2や麻雀格闘倶楽部で対戦するファンの方々へ一言よろしくお願いします」
伊藤 「いつでも負けない気持ちでやるし、これぞ伊藤流というスタイルで勝ちに行きます。一緒に楽しみましょう(笑)」


日本プロ麻雀連盟オフィシャルネット麻雀サイト「ロン2」

増田 「また、先生は(漢塾)という研究会も主催されていますよね?」
伊藤 「主催されていますよねって、ますも一員だろ。最近、出席率が悪いけど(笑)」
増田 「すみません(汗)最近は打ち合わせが多くて忙しくて・・・。なるべく参加したいんですけど・・・」
伊藤 「プロもアマチュアも関係なく強くなりたい人に門戸を開いているよ。参加希望者は近代麻雀を見てメールを。俺も一緒に強くなる気持ちでやりたいからさ」
増田 「先生の強さの秘訣は、その向上心にあるのかもしれませんね」
伊藤 「生涯かけてやるって決めたことだからな」
増田 「最後にファンの方に一言」
伊藤 「こんなに複雑で面白いゲーム、究極の心理ゲーム。奥が深いので麻雀をやりなさい。必ず面白いから。」

「ツモ」伊藤が手を倒す。「4000・8000」

インタビュー後、江古田の「グラスオニオン」で伊藤と麻雀をした。今日も伊藤は手を抜かない。
なぜなら競技プロとして現役を貫くからだ・・・。私の40000点トップは安全圏ではないらしい・・・

伊藤 優孝 ( いとう ゆうこう )
日本プロ麻雀連盟副会長  秋田県出身
⇒プロフィール(ロン2)はこちら

(このインタビューは2006年9月現在のものです)

 インタビュアー:増田隆一

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