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プロ雀士コラム

まずはじめに、お断りしておかねばならぬ事がある。
このリレーエッセィは、ある者があるものを書き、それを名指しである者に送る。
送られたある者は、一ヶ月以内にやっぱりあるものを書き、それをある者に送る。
これ、いわば幸福の手紙の麻雀版である。
もちろん、送られた方は幸福どころか不幸の矢を射られたようでたまったものではない。
しかし、こんな読み物が麻雀ファンや仲間の見る楽しみとなれば幸いである。

(ホームページ編集部)

 


第59回:和久津 晶




初めまして!
十段戦ファイナリストの三戸プロからバトンをいただきました、23期生の和久津晶です。
人生初めてのエッセィということで緊張していますが、つたないなりに精一杯心を込めて書いたので、最後までお付き合いください。


D2リーグ所属で今年、5年目になります。
リーグ戦は、ほとんどが少しのプラスかマイナスで、昇級はたったの一度。それもすぐに降級。
守備型で、危険牌は打たないけれどもアガリもない、いわゆる“当たり障りのない存在”でした。

転機は今年の夏、リーグ戦を残留で終えたときに言われた友人からの一言。
「あきらちゃんて、いつも惨敗はないけど、勝ちもないよね」。
この言葉は胸に突き刺さりました。

本当は気付きながらも、目を背けていたこの事実。
そう、大負けはしませんが、勝てないのです。
その時、ただ無性に悔しくて、頭に浮かんだ言葉「どうしたら勝てるんだろう?結果を残したい」。
ここから私の時間が動き出しました。

「押さなすぎる」、先輩プロや友人から何度も言われてきたことです。
でも、私は「自分は守備型だから」と耳を背けてきました。

得たものは何もないのに、この打ち方でこれまでやってきたという、無駄な自信が邪魔をしていたのでしょう。
私は「どうしてもタイトルが獲りたい」という強い気持ちに正直になり、いろいろな人たちからの言葉を受け入れることにしました。
「攻撃型・和久津晶」の誕生です。

そう決めてからは、どんなときも“押す”気持ちを忘れずに打つようにしました。
そして、付け焼刃の“攻め麻雀”も形になってきたころ、私にとっての大一番、プロクイーンのベスト16、ベスト8が迫ってきました。

私は自分にプレッシャーをかけるため、兄妹、友人、知人と、会う人、会う人に片っ端から宣言したのです。
「今年のプロクイーン、絶対に獲るから」と。
(実はコレ、水泳の北島選手の受け売り。自分で自分を追いつめる方法で、ダイエットをするときも使っています)

それからプロクイーンまでの時間は、大げさではなく毎日、毎晩、そのことばかりを考えて過ごしました。
そして私はベスト16、ベスト8と押し切り、“攻めの麻雀”で決勝の舞台へと駒を進めることになります。


決勝1回戦、舞い上がって手が震え、些細なミスでアガリを逃しました。
親のリーチに、逃げるように牌を抜き打ちました。頭が真っ白でした。

「パシ!」
それは、上家である石井あやプロから、気負うでもなく自然と打ち出された勝負の無筋、
この一打にハッと目が覚めました。

私はどうしてここに座れたんだ、これじゃ前と変わらない。前に進まなきゃ。
そこからは、震えながらもただひたすら“攻めの麻雀”。
攻めて、押して、気が付いた時に私は、拍手の渦の中心にいました。


2日間、何人もの友人が応援に来てくれたようですが、それすらも全く気付かないくらいに集中していました。
終わってみて、つくづく思ったのですが、私の麻雀には華がありません。
華麗な手作り、見事な迷彩、先切り、繊細なヤミテンなど、どれもできません。

決勝戦でも、待ちが少なく打点の低いリーチ、1,000点のテンパイでリーチに対してのドラ切りなど、疑問に思った人もいたかもしれません。
どれもこれも、ハイリスクローリターンで華麗な戦い方とは程遠いでしょう。

しかし、決勝戦は1人10半荘、ツキのバランスも、ドラのくる枚数もほぼ全員が平等だと考えれば、
ほかの人が本手のときに、指をくわえて見ているだけではダメ。
少しくらいキケンでも、押してアガリに向かうことが、前と違う、新しい今の“和久津晶”らしさなのだと思います。
今回はそれが上手くいったのですが、もちろん失敗することもあります。

私は、麻雀って人生のようだなと、つねづね思います。
しがみついてでも生きること。
はいつくばってでも、前に進むこと。
格好悪くても、それが自分で、今までしてきたことなのだから。

リーグ戦やタイトル戦の会場で、顔を合わせた方々に「おめでとう」の言葉をいっぱい、いっぱいいただきました。
「来年は決勝卓で会いましょう」とたくさんの人と約束しました。
素晴らしいライバル、友人に囲まれ、一緒にがんばれること。とっても、幸せな私。

みんなと違って、格好良い、華のある麻雀を打つプロではないけれど、自分なりのやり方で、これからも前を向いてがんばります。
最後に、好きなフレーズ、言葉を借りて・・・

「地に足つけ、頭、雲抜け進む、前へ、前へ、前へ!!」

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
文章ももっと勉強しなきゃです。

それでは、次回のバトンは2012年日本プロ麻雀連盟カレンダーで大活躍の高宮まりちゃんお願いします!!






執筆:和久津 晶

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