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プロ雀士コラム

まずはじめに、お断りしておかねばならぬ事がある。
このリレーエッセィは、ある者があるものを書き、それを名指しである者に送る。
送られたある者は、一ヶ月以内にやっぱりあるものを書き、それをある者に送る。
これ、いわば幸福の手紙の麻雀版である。
もちろん、送られた方は幸福どころか不幸の矢を射られたようでたまったものではない。
しかし、こんな読み物が麻雀ファンや仲間の見る楽しみとなれば幸いである。

(ホームページ編集部)

 


第54回:日吉 辰哉


皆さんステキな麻雀生活を送っていますか?
今回、樋口プロよりご指名いただきました静岡支部の日吉辰哉です。

簡単に自己紹介を。
1976年生まれ
18期生
静岡県出身
雀風は未だ模索中であります。

このような機会をいただけたことを大変光栄に思います。
未だ第一線で活躍するに至らない、私を含む数多くの連盟員。
勝手ながら、今回のエッセィがその連盟員の代弁の一部を担えることが出来れば幸いです。

拙い文章になるとは思いますが最後までのお付き合いよろしくお願いいたします。


【これまで・・・】

私はプロ連盟に入会し10年目のシーズンを奮闘中です。
10年・・・
思えばひとつの事をこんなに長い間続けたことはなかったと思う。
しかし、これまで輝かしい戦績とは無縁。Bリーグの末席を汚す程度の私であります・・・

大学を卒業し営業マンの道へ。
繰り返される毎日。
現状への不満。
自分への期待。

今更ながら、あの時に学んだことは数多くあった。
ただ、日を追うごとに増していく心の闇と、減っていく笑顔。
当時の私には仕事の楽しみ、やり甲斐が分からなかったのだと思う。

生きている実感が欲しかった。
生きている証が欲しかった。

≪生きている証明≫
唯一、人より多くの時間を割いて打ち込んだ麻雀でこれをやってみたかった。


第18期プロテスト合格。
希望と期待で胸を一杯にした、プロリーグのデビュー戦。
第1節目に100ポイントの負債を抱え、頭を抱え。
今も弱いが当時はホントに弱かった。

想い描く理想と現実の差。プロになったことに満足していた自分。
プロ活動を開始した初日に、思い上がった自信が脆くも崩れ去ったことを昨日のことのように思い出します。

その後、4年間昇級できず、同期は先に進み、後輩にも先を越され。
今日までよく続いたものです。

そんな私がなぜ10年間もプロ活動を続けることが出来たのか。
それは静岡支部の存在に他なりません。


【静岡支部】

プロ連盟に入会し数年経ったある日。
望月プロから「静岡支部を作りたい」との話をいただきました。

当時の私は若さもあり、生意気にも非協力的な態度でありました。
最後は半強制的に静岡支部所属の運びとなりました。

静岡支部が設立し、1年、また1年と時が経つにつれて増えていく支部員。
静岡支部が主催するリーグ戦の参加者も増えていきました。

成長を続ける静岡支部とは裏腹に、私の戦績はホントに泣かず飛ばず。

《生きている証明》
これが戦績で表現できないジレンマ。
自分がプロとして生きていく道とは・・・
プロ連盟に入会し、静岡支部が設立。これも何かの縁なのかもしれない。

静岡支部の発展と麻雀の普及。
これが私の麻雀プロとして生きる道のひとつにならないだろうか・・・

もちろん競技者としての道を諦めるわけではありません。
その為の努力や稽古を惜しむつもりはありません。

それとは別に「この支部を立派な支部にしたい」「麻雀の楽しさを伝えたい」。
こんなスタンスの活動もありなんじゃないかと。

もし、順風満帆な競技者生活を送っていたら、こんな気持ちになれたかは分からない。
この気持ちは、〈戦績を残せないのに麻雀プロとして生きていきたい〉そんな自分への言い訳なのかもしれない。

それでも、静岡支部の礎を築くことにより、私が退会するその日が来たとしても、その築いたもののいくつかは残るであろう。
これが私の≪生きている証明≫にならないだろうか・・・・
深い自己満足なのかもしれません。ただ、これこそが私を支える原動力なのです。

これまで東京本部、地方本部、支部の運営を参考にさせていただきました。
支部運営に関する先輩方のアドバイス、度重なる支部会議を行い試行錯誤の末、今日の静岡支部に至っております。

理想通りにならないことに苛立ちと焦りを募らせ、周りに当り散らしたこともありました。
自分の無力さに涙するときもありました。
まだまだ至らない事ばかりですが今後もより良い支部運営を行えるよう、努力していきたいと思います。

開催当初、十数名の参加者で始まった静岡リーグ。
現在は50名を超えるまでに至っております。

ご参加いただいている皆様には感謝の言葉しか見つかりません。
今後も静岡支部をよろしくお願いいたします。


【感謝】

プロ連盟に入会し、嬉しかったこと、苦しかったこと、辛かったこと。
結果を残せないことへの苛立ち、いくつもぶつかった壁。
この手に得た僅かばかりのもの。そして失った多くのもの。

振り返れば、良い思い出よりも、悪い思い出の方が多いかもしれない。

それでも・・・これまでの全てに感謝する。
私は少しでも前に進んでいかなくてはならない。

昇級できなかった4年間、
昇級したこと、降級したこと、
先輩方の厳しくも温かいご指導ご鞭撻、
切磋琢磨する仲間、
遠くから応援してくれる郷里の友、
こんな私を許してくれる両親、
費やした時間、
変わっていくこと、変わらないこと、

そして麻雀に触れていられること。

今まさにそびえる壁に。
これまでの、そしてこれからの全てに感謝の気持ちを抱き・・・


【これから・・・】

自分が何者か知りたかった10年前。
プロ連盟に入会した10年前。
≪生きている証明≫を求め続けた10年間。

時の流れか心境の変化か、それは徐々に薄まりつつある。

今は、ただただ≪無心・無欲≫で、ただただ≪流れる≫ことだけを考えている。
ホントは考えるのではなく、〈そうありたい〉これが今の私の求める境地である。

いつか本物のプロと呼ばれるその日まで。
今後もさらに麻雀道に精進していきたいと思います。

未だ真っ白な自分の麻雀史をこれからは少しでも汚せるように・・・

私のような名もない連盟員のエッセィに、最後までのお付き合いホントにありがとうございました。
これを機に、1人でも多くの方に名前と顔だけでも覚えていただければ幸いです。


次回へのバトンは、十段戦決勝を控えた堀内正人十段位にお渡ししたいと思います。
決勝に向けて意気込みをお願いします。



それでは皆さんステキな麻雀生活を送ってください。






執筆:日吉 辰哉

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