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プロ雀士コラム

まずはじめに、お断りしておかねばならぬ事がある。
このリレーエッセィは、ある者があるものを書き、それを名指しである者に送る。
送られたある者は、一ヶ月以内にやっぱりあるものを書き、それをある者に送る。
これ、いわば幸福の手紙の麻雀版である。
もちろん、送られた方は幸福どころか不幸の矢を射られたようでたまったものではない。
しかし、こんな読み物が麻雀ファンや仲間の見る楽しみとなれば幸いである。

(ホームページ編集部)

 


第41回:こご まさとし



このリレーエッセィも、もう41回目なんですね。
「ロン2」の管理人という形でプロとして頑張っている、「こごっち」こと、こごまさとしです。

リレーエッセィが回ってきた時に、「さて、何を書こうかな・・・。」と思ったのと同時に、「色々と思っていることを書ける機会はそうそうないだろうから・・・。」
とも思ったので、最初で最後のかなりの本音を込めたものにしようとペンをにぎっ・・・じゃなかった、キーボードを叩こうと思います。


麻雀プロになったきっかけや動機、というのを話したことは少なくないのですが、その根底にある想いや目指すところは殆ど表に出したことはない気がします。
そういった機会に巡り合うことがなかったからでしょうけど。

「麻雀が好き」、「もしかしたら好きな麻雀の世界で食べていけるかも?」、動機はそんな単純なものでした。

先日、机の下から私が受験したプロテストの回答用紙が出てきて、あまりの筆記試験の出来の悪さに苦笑いをしたものです。
昨今のプロテストはとても狭き門となっていて、当時の私が今のプロテストを受験したら、絶対に受からないだろうなと思います。

とにかく、何かしらの縁があったのでしょう、プロになって13年目の夏を迎えようとしています。
最初の5年くらいは打ち手としてはまったく振るわず、あっ、今も打ち手としては・・・(苦笑)

そんな中、連盟ホームページを担当していた方が連盟を退会されることになり、何故か後任として私に声がかかりました。
何故か、というと変ですが、IT系の会社で働いていることを上の方々が耳にしたのでしょうね。
そうして連盟ホームページの更新作業に携わっているうちに連盟の幹事を務めさせていただくことになりました。
この頃、麻雀プロになった動機の根底にある想いが再燃したと思っています。

『大好きな麻雀を馬鹿にされたくない。』

好きなものを、つまらないとかくだらないとか言われたくないんですよ。
麻雀ほど奥が深く、とても面白いものはないと思っています。
その魅力にはまって、麻雀プロの世界に飛び込み芽生えた想いは、

『麻雀界にいることを、麻雀プロであることを胸を張って言える世界にしたい。』

という想いです。

打ち手として戦っているリーグは現在Cリーグ。連盟に入った時のリーグが・・・以下略(笑)
プライベートの友人・知人からは、「まだCリーグなんだ、ダメだなぁ、お前。」なんて言われることもあります。
こういうことを言われるのは正直、平気なんです。
自分が打ち手として一生懸命がんばっていないことは、誰よりも自分自身で分かっているから。
「仕事が忙しいからしょうがないよ。」といった言葉をかけてくれる人もいますが、自分の頑張りが足りないことは間違いのない事実で結果が全てを物語っています。
勝負の世界ですからね、そこは明白です。

ですが、「麻雀界ってダメだよね。」とか「麻雀プロってダメだよね。」なんて言われるのはイヤなんです。
大好きな麻雀を馬鹿にされているようで。

そうこうしているうちに、連盟でインターネット麻雀を立ち上げる話が出て、森山茂和プロから協力して欲しいという話をいただきました。
連盟員だし、麻雀大好きだし、ネットとかパソコンとかIT系は仕事にしているくらい得意分野だし、ってことで協力させていただくことになったのが2003年の夏、かな。

色々ありながらも、ロン2がこの世に登場したのが2004年の8月1日。
段々と忙しくなり、連盟ホームページの更新作業は誰かにやってもらわないと、ロン2のほうに注力できなくなってきました。
幸い、若い連盟員でやる気のある人材が見つかって、その手の知識はゼロに近かったと思うのだけど、積極的に取り組んでくれて。
しかも、分からないことがあれば自分で調べて何とかしようとする。貴重な人材に巡り合えたのも何かの縁なのでしょう。
彼をはじめ、他の仲間にも恵まれたおかげで、今ではロン2にかなり集中できるようになりました。

それからまた何年か経ち、連盟ではプロテストを受けた人たちに対する研修がどんどん改善されていきました。
パソコンで採譜を記録するシステムやロン2の紹介も、研修の中に組み込まれるようになりました。

ロン2の紹介では、私がロン2の管理人ということで話をさせてもらう機会を与えられているのですが、
ロン2に関する話だけだと事務的過ぎてあっさり終わってしまうんですよね。
プロを目指して頑張っている人たちに、極端なことを言えば、ロン2のサイトを見れば分かるようなことを話すなんて勿体無い気がするんです。

「プロを目指してがんばれ、的な話をして。」とも言われていたので、私の考える『プロ論』みたいなものを話しています。

えーと、実はここまでが前置きです、スイマセン、やたら長くて(笑)

ということで、私が研修生に対して話している『麻雀プロとはどうあるべきか』を書こうと思います。
「生意気なことを言ってるなー。」と思われるかもしれませんが・・・。


1.麻雀が強い

アマチュアと対戦して負けることもあるのが麻雀ですが、トータル的に見てあまりにも弱いようでは・・・ねぇ。


2.麻雀の内容が良い

強さがすべて、という考え方もありますが内容も大切だと思います。
内容によっては敗者が勝者以上に評価されることも少なくないですよね。
特に麻雀の内容を人に見られることもあるプロは、常に内容を見られているという意識が大切ではないでしょうか。


3.麻雀のマナーが良い

結果が良くて内容が良くても、競技のマナーが良くなければ、「プロとしてどうなの?」と思われてしまうのではないでしょうか。
プロとは色々な面で人の見本となるべきだと思っています。


4.麻雀のことに精通している

ルールや点数計算といった基本的なことは当然ですが、麻雀の歴史やちょっとした雑学に長けているのもプロとして必要なことかと思います。


5.麻雀界のことに精通している

知人にお医者さんがいたら、病気や医療のことは何でも知っているような気がしませんか?
実際は専門以外は詳しくないのが現実ですが。
同様に、「麻雀プロは麻雀界のことは何でも知っている」、と思われても仕方ありません。
麻雀荘や麻雀ゲーム、色々な団体や大会のことを知っていて当然と思われるのは、ちょっと難易度?が高いのですが(苦笑)


6.麻雀の仕事で食べている

「プロとはなんぞや?」というのは、どこの業界でも持ち上がる話題だと思います。
「身を置いた世界の仕事で食べている人がプロと名乗る資格がある」、という意見も定番ですね。


7.その世界の発展に貢献すること

自身が身を置く世界をより良くすることだけに留まらず、
時にはアマチュアの世界や他団体、異業種を巻き込んで良くしていこうとすることもプロとして必要なことだと思います。
私がロン2の管理人として活動していることは、ここに含まれると思っています。


8.憧れの存在であること

知名度があり多くの人から目標とされる存在である、憧れの存在である、それがプロという考えもあります。
そうなるためのものが技量や知識なのか、ライフスタイルや姿勢なのか、元となる要素はいろいろ考えられますね。


9.常識があること

特異な世界に生きている人は、ちょっと常識が欠けているのでは?と思われるのも、どこの世界でもある話。
常識や良識を身につけることは、何もしないで身に付くことではないので、そういった意識を持って日々の生活を送る必要があると思います。


10.健全であること

心が健全であることは当然として、健康な身体を保つこともプロとして当然の責務です。
サラリーマンと違って身一つで頑張らなければいけませんからね、体調管理は基本中の基本です。

えー、これでも短く書いたつもりです(笑)
それぞれにもっと深く書けるし、「○○プロがこれに当てはまると思っています。」って書いたりも出来ますからね。
これらすべてを一人のプロが高いレベルで同時にこなしていくことは、不可能ではないでしょうか。
ですが、どれかに突出することやバランスよくこなしていくこと、一つずつ高みに到達していくことは可能だと思います。

プロテストを受ける人は、「こういうプロになりたい!」というイメージを持っていることでしょう。
勝負という厳しい世界、変化の激しい今の世の中にあって、当初のイメージどおりのプロになれる人もいれば、そうでない人もでてきます。
そして、そうでない人が圧倒的に多いのがプロという看板を背負った世界だと思います。

厳しいプロテストをクリアして、晴れてプロになってもまた新たな厳しい道を歩まなければなりません。
プロとして頑張っていく中で、時には壁にぶつかることもあるでしょう。
乗り越えられる壁もあれば、そうでない壁もある、それが現実。

その時に、この世界から身を引くのも一つの選択肢ですが、これらの私が考えるプロとしてあるべき姿のどれか一つでも自身に向いている、
プロとしてやっていけると思える部分があれば、そこに注力すると決めて頑張ってほしいと思います。



数年前、連盟の理事に就かせて頂きました。
この時に思ったことがあります。

「これで、少しは麻雀界を良くすることができるかも?」

「自分の考えや意見を少しは連盟に伝えることができる、結果、麻雀界を良くすることができるのでは?」、そう思いました。

そして、自分なりに成果を出せたと思う部分もありますが、まだまだですね。
この世界はもっと良くなる可能性を秘めているし、良くしていかなければいけないと思っています。

『麻雀』、ですよ。

こんなにも奥が深く、面白いものの世界にいて、チャンスはいっぱいあるのですから。

書いている途中、大勢の麻雀ファンや麻雀プロへ伝えたいことが山のように浮かび上がりました。
それをここで書いてしまうことは簡単なことかもしれませんが、今はその時期ではない気がします。
同じ志を持った仲間が大勢集まれば、今よりもきっとステキな魅力ある世界を作れると思っています。

そう、思いませんか?


麻雀ファンやロン2ファンの皆さん、より身近なところで共に頑張っている仲間には感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、プロ仲間と自分自身には、「もっと頑張ろうっ!」とエールをおくり、締めとさせていただきます。

ありがとうございました。

あぁ、なんだかちょっと暗い感じで終わってしまったので、連盟一?明るく元気な女流プロ、さくらやよいプロにバトンを回したいと思います。






執筆:こご まさとし

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