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プロ雀士コラム

まずはじめに、お断りしておかねばならぬ事がある。
このリレーエッセィは、ある者があるものを書き、それを名指しである者に送る。
送られたある者は、一ヶ月以内にやっぱりあるものを書き、それをある者に送る。
これ、いわば幸福の手紙の麻雀版である。
もちろん、送られた方は幸福どころか不幸の矢を射られたようでたまったものではない。
しかし、こんな読み物が麻雀ファンや仲間の見る楽しみとなれば幸いである。

(ホームページ編集部)

 


第34回:老月 貴紀



はじめまして。
右田勇一郎プロからバトンを受け取りました、14期生、A1在籍3年目の老月貴紀です。

これまで麻雀業にも色々と携わってきましたが、現在は西新宿で家族と食堂をやっております。
母親の料理の腕前も良かったせいか、ついつい食べ過ぎて大きく育ちました(笑)。

今回は、せっかくこういう場を頂いたので、自分の麻雀観について語ってみたいと思いますのでよろしくお願いします。

自分の家は、両親ともに麻雀が好きで、子守唄が全自動卓の音ということもしばしばありました。
それで、自然と幼い頃から牌の並べ方、役などを覚えましたが、実際に牌を使って本格的に麻雀を始めたのは18歳くらいからです。
それまでは、ゲームでしか麻雀をしたことがなかったので、初めのうちは自分の手牌しか見ていませんでした。
相手が仕掛けたとき、リーチが入った時にしか河を見ず、あまりオリたりすることもなく、自分のアガリだけを求めた打ち方をしていたと思います。

その頃によく一緒に打っていた人たちは、受けを重視する人が多くて、自分の今までの打ち方では失点が多すぎることに気が付きました。
そうして自分に合った麻雀のスタイルを見つけ出すため、ただひたすら麻雀に没頭しました。
多いときには、月に300半荘くらい打ち続けていく中で、自己流ですが今のスタイルに至ったわけです(現在は時間もなく、それほど打てませんが……)。

最近は牌効率重視の、いわゆるデジタル派の打ち手も見かけますが、牌効率だけで打つと誰が座っていても同じで、オリジナリティに欠けると自分は考えます。
自分の信念として、手役が見えるときは、スピードよりも手役を追った打ち方を心掛けています。
麻雀は毎回自分がアガれるゲームではないので、効率重視でピンフのみをアガるよりも、アガれなくても満貫、跳満の1シャンテンになる方が夢もあるし、
記憶に残る麻雀だと思います。

また、自分が早いか、よほど高いのならともかく、自ら率先して役牌を切り出していくのはリスキーだと考えます。
東1局 の北家で、例えばこういう牌姿があったとします、

 ドラ

ここからはを切ります。
そして、もし先にを引いても、ダブ東が生牌であればツモ切ります。
先にを引いた役なしのテンパイでは、もし親にダブ東を鳴かれたら勝負になりません。
が入ってはじめて、を切る価値のある手だと思います。

麻雀とは心理戦の攻防、様々な駆け引き、牌での会話でもあります。
相手の戦略、麻雀スタイルをいかに多く知っているかも大きく勝敗に関わってくるはずです。

例えばオタ風の仕掛けが入ったときに、その人の戦略、手役を考えます。
様々な駆け引きもあるでしょうが、プロの対局である以上、自分の牌姿に見合った打牌をするべきだと思います。
自分が勝負手にならないときは、素直に受けに廻るべきです。

相手が重なる前に、形になる前に役牌を切るという考えの人もいると思いますが、自分はちょっと残念に思います。
役牌が3、4枚あったら重ねての七対子やホンイツを考え、字牌の重みを感じて欲しいと思います。

自分の打牌には各々常に意志と信念、オリジナリティを持って欲しいです。
自分は名前のない牌譜だけを見て「ここからこれを切るのは老月の牌譜だ」と言われる打ち手になれるように、これからも日々精進していきたいと思います。

では、次のバトンを、A1の試合をよく観戦している、南里はるみプロにお渡ししたいと思います。
今年最後のリレーエッセィとなりますので、南里さんの面白いお話を期待しています。







執筆:老月 貴紀

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