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プロ雀士コラム

第27期鳳凰戦の軌跡 〜無心〜

執筆:瀬戸熊 直樹


今年の7月、リーグ戦B犠叉薀櫂献轡腑鵑判獣弊錺戰好16に残っていた藤原プロと居酒屋にいた時の会話である。

瀬戸 「ワラさん、A2復帰と十段位獲得だったら、どっちがいい?」
藤原 「そりゃ十段だよ」
瀬戸 「じゃあ、A吃帰と十段位獲得だったら?」
藤原 「うーん、難しいなあ・・でもそれならA吃帰だね」

このあたりの微妙なさじ加減は、ちょっと連盟プロでないと分かりずらいかもしれないが、僕も同意見だった。
つまり、A気忘濱劼靴討い譴弌⊂錣頬英牋務容世離船礇鵐垢△蠅箸いΔ海箸覆里任△襦
何の因果か分からないが、この後、僕と藤原プロは十段戦準決勝で対戦することとなる。

僕の初載冠の夜、涙を流し喜んでくれた先輩に僕の胸も熱くなったのが、つい昨日のことのようである。
藤原プロが、A汽蝓璽姐澣蕕箸覆辰紳亢匹髻∨佑聾ていられなかった。
同じプロとして、勝者がいれば敗者がいるのも当たり前の話であり、勝負師として生きて行く以上、そんなのは日常茶飯事なのである。

藤原プロは謙遜するが、僕のディフェンスは、藤原プロから長年に渡り盗んだものである。
だから、いつか、尊敬する先輩と鳳凰戦で戦いたいのが本音である。

他にも、鳳凰戦で戦いたい人物は複数いるのだが、その中の1人に、紺野真太郎プロがいる。
そのキッカケとなったのが、今から7年前のA2リーグ最終節最終戦。
半荘40回に渡る戦いも39回を終えていた。誰もが夢見るA気悗寮敝笋錬暇隋
1枚は当確者が出ていて、残りは1枚。僕らの卓、4人のうち、最終戦トップを獲った者がA気帽圓韻襪箸いΑ△箸鵑任發覆だ錣い箸覆辰討い拭

その内の1人が紺野プロだった。
オーラスの親番、2着目の僕は、ツモれば逆転というリーチをかける。

トップ走者も同巡、僕の現物で役ありテンパイのダマテン。
オリるしかない、紺野プロともう1人は、僕に打たないのは当たり前だが、トップ走者のヤミテンにも牌を下ろさなかった。

最後の自身のツモで、僕はA汽蝓璽阿悗糧發魍けた。
僕はその後、観戦者からその事実を知り、2人のプロに同じプロとして尊敬の念を持った。

その実力とあんな壮絶な経験をしている紺野プロがCリーグにいてはいけないと思う。
さまざまな戦いを経て、喜びと苦しみを味わいながら階段を昇る。だからこそ、鳳凰戦はステージが高いのだと思う。

たかが麻雀、されど麻雀である。

そして第27期鳳凰位決定戦には、そんな僕の経験が足元にも及ばないような3人が目の前にいる。
自分の中では、いくつかの決め事と戦略はあるが、最終的には「無欲無心」になっていかなくてはいけない。
勝負に対して、少しでも色気や欲を出した段階で、最強の3人が気付かないはずがないのである。

折り返しの9回戦を終えてポイントは、
瀬戸熊+57.2P、前原+31.1P、板川+8.9P、沢崎▲97.2Pとなっていた。
再び首位に立つ。
これからは、3者が僕に対して包囲網をしてくるはずだ。こんな苦しい事はない。

10、11回戦となんとか凌ぐ。
迎えた12回戦。朝は全く思いつかなかった勝負所だったが、12回戦開始前、ここが1つの山場のような気がした。

前日の最終戦の悪夢がよみがえる。(前原プロの大トップで70P差を逆転された)

東1局1本場6巡目、西家・板川プロがリーチ。

 リーチ ドラ

雰囲気から本手であることは必至。
8巡目、親・前原プロが追いかけリーチ。

 リーチ ドラ

追ってくる2人のリーチを受け当然のオリ。
内心は「どっちがアガっても嫌だな。流局は虫が良すぎだろうから、せめて横移動(フリ込み決着)してくれ。最悪は前原プロのツモアガリだな」
などと考えていた。

こういう時は大体、最悪の結果になる。ツモの発声は前原プロ。捨牌を見ても、最速最大のアガリである。
前日のリプレイを見ているようであった。
前原プロに、昨年どうやって勝ったのかを思い出せない程、強烈なアガリ。

東2局4本場、板川プロからなんとか、

 ロン ドラ

これをアガリ、前原プロに食い下がる。
そして、東4局、親番を迎える。

5巡目の手牌、実に悩ましい。

 ツモ ドラ

悩ましいが、ツモとこなかった事が、僕の最大のツキであった。
ツモなら間違いなく、打としていただろう。
ツモならリーチしていただろう。
ツモならタテに伸ばしていたはずである。
ツモだからこそ、一色手に踏み切れた。

12回戦終了時。
瀬戸熊+121.1P 前原+49.4P 板川▲1.6P 沢崎▲168.9P
かくして、2日目が終了した。

常々思う事だが、僕はリーグ戦と鳳凰位決定戦では、ややツイている感がある。
それを感じれば感じる程、真の実力ある麻雀プロにならなければならないと思う。
これは、嫌味でもなんでもなく率直な感想であり、だからこそ鳳凰位でいる内に達成しなければいけない僕の使命だと思う。

そして、僕の世代より若い人々は幸せだなと思う。なぜなら、今は牌譜での検証が画期的に簡単になった。
対局も本人のやる気さえあれば、見学も自由である。

こうした恵まれた環境を、僕をはじめ、若い人達はどんどん利用し日々、向上しなければいけないと思う。
個々のレベルアップこそが、この世界の未来への架け橋となるのだから・・・・。

第27期鳳凰戦〜信念〜へ続く。







執筆:瀬戸熊 直樹

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