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プロ雀士コラム

第27期鳳凰戦の軌跡 〜発信〜

執筆:瀬戸熊 直樹

 

昨年度から始まった、「鳳凰の部屋」。
この連載を続けることができるかどうかは「連覇」が絶対条件でした。

幸運にも連覇をすることができ、また皆様にこのようなメッセージを届ける事の出来る場所を得られた事に対して、全ての方々に感謝いたします。
また、まだまだ未熟な僕ですが、少しでもファンの方々や連盟の後輩達に、麻雀の素晴らしさ、鳳凰戦のステージの高さ、
そして、対局時の思考などを伝えられたらいいなと思います。

誠心誠意書いていきますので宜しくお願いします。


「勝って兜の緒を締めよ」

戦いに勝って、ほっと一息ついて兜をぬいだ時、不意に敵があらわれないものでもない。
勝ったとて、油断してはいけない。{事に成功しても、心(気)を許さず用心して事をすすめよと言う戒め}

鳳凰戦終了後のタイトル戦、「グランプリMAX」で負けた日の日記に、僕はそう書き記しています。
まさに気のゆるみからの敗戦。そして、この原稿を書いている日「マスターズ」にも敗れました。
2つの敗戦ともに、最終局までもつれましたが、あと1枚の牌がこちらに来ませんでした。
これは、やはり日々の生活が、少しずつ悪かったのだと思います。

鳳凰戦に比べて、調整の甘さが出ました。
「なんとかなるだろう」という考えが多少ありました。

「勝負は戦う前から決まっている」とよく言われますが、僕はこの言葉をこう考えます。
「人事を尽くして天命を待つ」と言う言葉があるように、やるだけの事をやって、事に臨まなければ、必ず負けた時に後悔すると。

要は、やる事をやってないから、最後の最後に勝利の女神が微笑まないのだと。
まだ、幸いにも今期は始まったばかりです。「鳳凰位」として、2度とこのような敗戦は失くさなければならないと思います。

それでは本編の始まり始まり。


<2011年2月5日>

プロリーグ最終節。対戦相手が決まった日。

沢崎プロ、前原プロは早々に決定戦進出を決めており、残る椅子はあと1つ。
その最後の1つは、板川プロと伊藤プロの争いとなっていました。
結果は、板川プロに軍配が上がり、公私ともにお世話になってきた伊藤プロとの対戦はまたの機会となり少し残念。

こうして対戦相手が決まると、周囲からは本当に多くの方から「今回の決勝メンツはキツイね」と言われた。
客観的に見ると確かに「最強の対戦相手」なんだろうけど、心情的には、連盟最高峰の戦いなのだから、対戦相手が強い、
いや強すぎるのは当たり前の話なので、心の準備はずっと前から出来ていたような気がする。

思えば、鳳凰位になった日から、次の防衛戦を思い描いて日々生活をしていたようにも思う。

「この1年どんな思いでしたか?キツかったですか?」と問われると、正直よく分からなかった。

とにかく、がむしゃらに生きてきたとしか答えられない。
でも、日々の生活、何をしても、どんな時でも心の片隅で「防衛戦」の来る日をずっと、考え続けていた自分がいる。
そして、この対戦相手が決まった日から、また、あの緊張感やプレッシャーなどの気持ちを迎えるのかと思うと、その事が嫌であった。

この1年、まず稽古不足にならないよう、「勉強会」には出来るだけ参加させて頂いた。
質の高い麻雀を数多くこなせるこの場が、大変ありがたかった。
特に、森山プロの「ダメだし」はありがたくてしょうがなかった。
嬉しさで思わずニヤけてしまいそうになるのをグッとこらえた。

昨年同様、ゲームプランは毎日考えた。頭の中でシミュレーションを何百回、何千回とこなす。
僕が逃げた場合、他の3人の誰かが走った場合、全てのパターンを想定した。

それでもたまに浮かんでくる、惨敗の場面。必死で頭の中からモミ消す。
このシミュレーションに意味があるのかないのかも分からないままに・・・・。

3人の対戦相手に勝る部分だけを強化しようと思った。
何が勝って、何が劣っているのか導き出された結論。

「鳳凰位に対する執着心と体力」

心技体の部分で、心と体だけは何とか勝てる気がする。いやこの部分だけは、負けてはいけない。
なぜ、一度は到達した「山頂」にしがみつきたいのだろう。自問自答する。
それは、まだ未熟だから、人としても麻雀打ちとしても未熟者だから。

「連覇」しなければ「フロック」として片付けられてしまうような気がした。
結局は自分自身との戦いなんだなと思う。

以前にも書いたが、近年、鳳凰戦はなぜこんな気持ちになるのだろうと考えた。
それはやはり歴史の重み。先輩方が、全てをかけて戦ってきたステージだから、それが次の世代へと受け継がれて重みを増していく。

そして、そのステージへとたどり着くための長いプロセスが、1人1人の気持ちの強さとなり、
普段の麻雀では絶対味わえない、独特の雰囲気を醸し出すからだと思う。
僕自身、いつも対局前には、「倒れてもいい。自身の持てるすべての力を出して戦おう」と、毎回思う。

以前の僕は「俺が、俺が」の気持ちが強かった。
けれど今は「感謝」の気持ちが常に心の隅にあり、それをしっかり表現し、維持し、次の世代に繋げて行く事が使命だと思う。

幸いにも、今回は次の鳳凰戦までの日数があるので、次回からは、全3日間を振り返りつつ、
日々何を思い、何を目指し、何をしてきたかを皆さんに出来るだけ素直に伝えて行きたいと思う。

僕は本当にちっぽけな人間です。でも今は、鳳凰位としての責務を背負っています。
だから、行ける所まで突っ走ろうと思っています。
麻雀界に携わる皆様、1人1人が力を合わせて、この世界をより良いものとして行きましょう。


第27期鳳凰戦の軌跡 〜発進〜 へ続く。

 






執筆:瀬戸熊 直樹

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