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プロ雀士コラム

ロン2カップ2011

執筆:佐々木 寿人

もうまもなく2011年も終わりを迎えようとしている。
私が初めてテレビ対局に出させて頂いたのが、2007年のロン2カップであるから、あれから早5年が経つことになる。  

「コラ、もうちょっとゆっくり打て!速すぎておっつかないだろ!」

収録中、局と局の合間に森山さんがスタジオ内に入ってきて、お叱りを受けたのも今となってはいい思い出だが、
今年は麻雀と映像媒体との結びつきが一層強まった1年となった。

それは言うまでもなくニコニコ動画の生放送によるものが大きいが、正直ここまでの成功を予想した人は数少ないのではないだろうか。
多いときでは優に100,000アクセスを超えるし、実際に打っているこちら側としては選手冥利に尽きるという思いで一杯である。

2012年になれば、そういう流れは更に強まっていくだろうし、1週間に一度は麻雀対局の生放送が観られるということもあるかもしれない。
これだけ恵まれた環境、そして時代にプレイヤーとして麻雀を打てることには大きな喜びを感じる一方、
やはり、それ以上に情けない麻雀は打てないという気概は年々深まっている。

そう考えると、ある意味私はテレビ対局に育ててもらった打ち手ということが言えるのかもしれない。
本場所のプロリーグでの停滞ぶりには我ながら辟易するが、「観られる」という意識は、間違いなく打ち手を成長させるものなのである。


さて、プロ連盟でも今年からG1タイトル戦などのリアルタイム放映を行うようになったが、
この「ロン2カップ」も、今後定期的に配信していくことが決まっている。

大会毎にインターネット麻雀「ロン2」上で予選を行い、成績上位のユーザーの方には番組出演のチャンスがあるので、
随時チェックして、是非ともプロに挑戦していただきたいところだ。 

今回は、先だって放映された「ロン2カップ2011」の模様を、牌譜解説を交えながらお届けしたいと思う。
大会のシステムなどについては、以前に掲載された童瞳(トン・トン)のレポートをご覧になっていただくとして、まずは1回戦。

メンバーは清水香織、宮内こずえ両プロと、一般ユーザーのめるもさん、そして私、佐々木寿人という顔ぶれ。
展開としては、流局連荘となった東1局1本場から親の清水プロが局面をリード。

 リーチ ツモ ドラ 裏ドラ

この4,000オールを皮切りに、続く2本場ではめるもさんから親満を討ち取る。

 リーチ ロン ドラ 裏ドラ

さすがは東風戦の鉄火場麻雀を打ち慣れた清水プロ、赤入り麻雀はお手の物といった感じで場面を支配しにかかる。
当の私はと言えば、もうリードするのもされるのも慣れっこだから、オーラスまでに点差を縮めて、
条件が残るような打ち方をすればいいと腹を括っている。
要所は仕掛け、あとは焦らずじっくり、ただこれだけである。

東1局3本場、かなりの好配牌がやってきた。

 ドラ

マンズでイーペーコーが出来上がり、メンホン七対子まで睨める手格好だ。
これが思いの他、あっさりと6巡でテンパイを果たした。

リーチを打って満貫の手だったが、9巡目にをツモアガると裏ドラがだって言うのだから驚きである。
このアガリで局面は、完全に私と清水プロのマッチレースとなった。
それが証拠に、南1局1本場までこの2人以外にアガリは出ていない。
オーラスを迎えるまで一進一退の攻防は続いたが、最後は私が清水プロから3,900をアガって決勝戦進出を決めた。

 チー ロン ドラ


2回戦は、瀬戸熊直樹、藤崎智、滝沢和典という3名のプロに一般ユーザーの南さんというメンバーだったが、
この対局も実に見応えのあるものとなった。

南さんにとっては苦しい展開となってしまったが、オーラスを迎えたプロ3名の持ち点が、
瀬戸熊42,200、藤崎41,200、滝沢38,300という超接近戦だったからだ。

何でもアガればいい瀬戸熊プロに、1,300の出アガリか300・500のツモアガリが条件の藤崎プロ、
4,000点以上の手をどこからでも出アガるか1,000オールのツモアガリでトップを捲る滝沢プロ。

3者が3者共にそれぞれの条件を満たしたテンパイを入れ、観ているこちら側も手に汗握る展開となったが、
見事この大接戦を制したのは同郷の藤崎智プロだった。

オーラスまで誰が勝つかわからないという戦いは、打っているほうは辛いが、観ているほうはやはりスリリングで面白い。
映像の配信は既に終了しているが、こちらの模様はロン2の牌譜データサービスからも観られるので是非ご覧いただきたい。

これによって決勝戦は、シードの灘麻太郎、小島武夫両プロに仙台勢2人が挑むという形となった。
奇しくも、第1回のロン2カップの相手も藤崎プロ。あの時は、メンホンのペンに飛び込んでくれたっけ。
今回も叩きのめしてやるかと意気込んでいると、開局から親の灘プロが小島プロよりこのアガリ。

 リーチ ロン ドラ 裏ドラ

まだまだこれくらいでは決まらないと思っていると、今度は藤崎プロが灘プロに放銃。

 リーチ ロン ドラ 裏ドラ

親のインパチである。
これで忍者(藤崎プロ)を潰す計画はひとまず頓挫。

1回戦目と同様、いかに灘プロとの得点差を縮めるかということにシフトチェンジである。
最大のチャンスは灘プロが54,500、私が29,500で迎えた南2局。
南家の私の配牌は以下。

 ドラ

第一ツモでが暗刻になり、と引く。
5年前のメンホンが頭をよぎる。しかも、あの時と同じダブ南の暗刻だ。
更には、ペン受けも残っている。おまけに忍者が上家。舞台は整ったというわけである。

順調にツモが伸びた9巡目、私は以下の手で即リーチ。

 リーチ

これに小島プロが一発でをツモ切り、倍満のアガリとなった。
この後の親で2,000オールをアガった私は、1本場のテンパイ料で灘プロをかわし、そのまま逃げ切りに成功したのだった。

2戦とも大きな得点差を追いかける立場で戦うことになった「ロン2カップ2011」。
ただ、それをどちらも捲りきって勝ち取った今回の優勝は、大変価値あるものだと思っている。

表彰式で森山プロから、次回は決勝シードだと告げられた。
1月14日に行われる「ロン2カップ2012」では、今回以上に自分らしい麻雀を打って、是非とも連覇を果たしたいところである。
 

「ロン2カップ2012winter」

ニコニコ生放送配信予定1月14日(日)

『出場予定プロ』

灘麻太郎
荒正義
伊藤優孝
森山茂和
瀬戸熊直樹
滝沢和典
黒沢咲
和久津晶

決勝シード:佐々木寿人


 

  


                                  


執筆:佐々木 寿人

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