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プロ雀士コラム

グランプリMAXを終えて

執筆:小島 武夫



タイトル戦で何が難しいかというと予選の戦いである。
上手いけどツキがない人。腕の方はたいしたことはないのに、ツイていてアガリをものにできる者。

私の場合、32名から16名になる二次予選、そして16名から8名になるベスト16。
ここまではわりとスムーズにきた。考えてみると、先行逃げ切りというケースは少なかった。
他が先行してそれを追いかけるというケースが多かったように思えた。

道中では3、4番手にいて、南場に入って大物手をアガリ相手を交わすケースである。
特に苦しかったのは8名から4名になるときである。
相手が、ここまで勝ち残ってきたからには多少の腕もあり、運もある打ち手だからだ。
8名〜4名になるベスト8の1回戦で、いきなり前原に、

 リーチ ロン

捨て牌がいい形になっており、は通ると思って切ったら高目で振り込んだ。
そして、その後すぐに古川が、

 リーチ ツモ ドラ

このドラ暗刻でリーチをかけ4ツモの満貫。
古川、前原にいいようにやられてオーラス沈みの3着。

 ツモ

このドラなしの手にツモ。ここでピンフのみだけではアガれない、当然切りのリーチ!
そしてをツモってやっと溜飲を下げた。
次局は、古川がポン、チーして、役牌、ホンイツのドラ入り手を樋口から跳満のアガリとなった。
そのあとも古川は快調にとばして1人浮きのトップ。

2回戦成績
古川+15.2P 小島+6.5P 樋口▲5.7P 前原▲16.0P。
2回戦終了時
古川+35.1P 前原▲0.9P 小島▲3.0P 樋口▲31.2P

3回戦は、前原+23.1P 樋口4.4P 古川▲10.3P 小島▲17.2P。
どうも牌回りが芳しくないので、点棒のやりとりに参加しないように注意していたが、ツモられるのはいかんともしがたい。
とにかく風向きが変わるまで、焦らないでじっくり構える事にした。
3回終了時、古川+24.8P  前原+22.2P  小島▲20.2P  樋口▲26.8P

4回戦、ここまで大物手が出ていなかった樋口が、東3局の親で、

 リーチ ツモ ドラ

このリーチをかけツモで跳満。その後、私からチーしてドラトイツの三色をアガって11,600。
締めくくりは、古川からホンイチ小三元をアガって大きな1人浮きで4回戦は終了。
ただ私は、この回最小限の失点に抑えることができたのがよかったのかもしれない。

4回戦成績、樋口+45.6P 小島▲8.0P 古川▲12.0P 前原▲25.6P。
4回戦終了時のトータル成績、樋口+18.8P 古川+12.8P 前原▲3.4P 小島▲28.2P。

この成績を見て、でっかいトップを取ればなんとかなる。そう思い、この時不思議に焦りを感じなかった。
そう感じたのは、今回沈んでいるところから得点を叩きだして、逆転で上位に上がってきているからだろう。
だから、5回戦目(最終戦)もアガろうとか、勝ちたいとかそんな気持ちはなかった。
ただ貰った配牌を、最高の手に仕上げることしか考えていない。

ここまできたら、姑息な考えはよして、どうどうと戦ってやろうということだ。
とにかくテンパイしたらリーチ!リーチ!で攻めマクってやろうとしか頭になかった。
すると、親のアガリがバシバシ決まって通過することができた。

B卓の方は、板川が上がってくるだろうと思っていた。あとは猿川なのか、清水かどちらでもいいだろう。
はっきりいって、ここまでこれるとは当の本人も思っていなかった。
この歳になると、勝ち負けにはあまりこだわらなくなる。ただ王道の麻雀を打ちたいと、そう心がけて打っただけだ。

これだけ長く牌を握っていると、牌をつまんだだけで楽しくなる。
きっと、自然に脂ぎった戦いをやらなくなるのだろう。
だから最初に前原に満貫を振り込んでも、{振ったか・・}程度でさして熱くはならなかったのだと思う。

決勝戦は、東1局に西家の猿川がドラをトイツにしてリーチをかけ、ハイテイでペンをツモり満貫のスタート。

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東2局、私は親で、

こうなんの変哲もない配牌が11巡目に、

こうなり、上家の樋口からで喰ってチンイツの1シャンテン。
このとき下家の猿川は、

このテンパイをしていた。
そして、私にが入ってテンパイになり、-待ちとなったとたんに猿川がをつかんでわたしに振り込みとなった。
猿川のアガリ牌を私が掴むか、猿川がを掴むかは紙一重であった。
だがその猿川が、東3局1本場で2,100オールをツモって私と並んだ。その後も、2度アガって猿川がトップに立つ。
すると4本場では、板川が跳満をツモって攻めてきた。

 リーチ ツモ ドラ

雀頭がドラで最高の手。この手をリーチしてツモ。
東4局、樋口がトイトイをツモって5,200のアガリ。

 ポン ポン ツモ ドラ

南1局、南家の私がをポンして満貫ツモ。

 ポン ポン ツモ ドラ

南2局は、板川がリーチをかけ5,200のアガリ。南3局、私と板川は1,200の差で私が上。
オーラスは、私が三色ドラ1枚の手で待ちはカン。この牌が板川から出た。

 ロン ドラ

このアガリは大きい。1人浮きになるから私にとってはラッキーなアガリである。
板川は僅差で迫っていたからこの振込みは痛い一打である。

2回戦目、親の樋口へ猿川が満貫を振り込んだ。
樋口が初戦から気合が入っていたが、私は1回戦の勢いがそのまま続いていたから、2回戦もトップで終わった。

予選では先行され、それをまくって勝ちあがってきたが、決勝は2連勝して先行逃げ切りの形となった。
後はよほどへまをしなければタイトルは目の前に見えている。

最終6回戦に入るとき、トータルトップは私。
2番手には板川が迫ってきていたが、それまでのポイント差があり逃げ切った。

こうして記念すべき、第1期の優勝を飾ることができた。
多くの人たちが喜んでくれた。なによりそれが一番うれしかった。

これからも、ただ王道の麻雀を打ちたいと願っている。


                                  


執筆:小島 武夫

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