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プロ雀士コラム

新人王戦を振り返って

執筆:福光 聖雄

 

――この経験を次に活かせてこそ、結果を見せてこそのプロではないかと思っている。

前回執筆のコラムに続きがあるとは、当の本人も微塵ほどしか想像していませんでした。
微塵ほど・・・まあ、ちょっぴりは期待してましたよ。
獲れちゃったらカッコいいですしね♪

インタビュー、コラムと立て続けに登場で恐縮ですが、先日の新人王戦を優勝した福光聖雄がお送り致します。
拙い文章ですが、お付き合い頂ければ幸いです。

前回のコラムを執筆した時点では、チャンピオンズリーグと新人王戦を控えておりました。
当然、チャンピオンズリーグも優勝を狙っていたのですが、ベスト28で、優勝した藤原隆弘プロ(A2)、決勝4位の増田隆一プロ(B1)の前に、点差は接戦、内容は完敗での敗退。

「相手が悪かった(強かった)よ」と敗戦直後は会場近くのジョ○サンでくだを巻いていたのですが、同期の藤井すみれプロが、準決勝で藤原隆弘プロ、沢崎誠プロ(A2)、内川幸太郎プロ(B1)を相手に通過したと聞き、相手のせいにした自分の愚かさと、先を越された悔しさで一杯でした。
しかし、悔しい反面、自分も活躍したいと、より強い想いを抱かせてくれることとなりました。

チャンピオンズリーグから2週間後、打ちこみやイメージトレーニングを重ね、そして、万全の体調で新人王戦の朝を迎えることが出来ました。
会場に着くなり、会場係の天音まことプロから「福光君、格好に気合いが入ってない?」との問い掛け。
「いやいや、普段とかわりませんよ。」と、その場は照れ隠しで答えたのですが、決勝進出も想定して、縁起物かつ一番のオシャレをしてきました、実は。(あくまで自分の中での一番です・・・)
その後の受付で、「優勝候補の福光です」と言ってるんだから、隠すことはなかったですね。。。
(受付の瀬戸熊プロは失笑すらしてくれなかった・・・)

エピソードはさておき、麻雀ファンに観戦される立場として、雀力は当然ではあるのですが、摸打のフォームやマナー、格好においても魅力的でありたい、と考えています。
対局では、スーツ姿にネクタイ着用が最も好感の持てる服装といえるのですが、アイロンの掛かっていないヨレヨレのワイシャツでは、麻雀が強くても観戦者を惹きつけることはできないのではないでしょうか?

話を新人王戦に戻しましょう。
全7回戦の予選では、4回戦を1着1着1着2着の+90Pで終え、決勝進出が目に見えるポイントになりました。
もちろんこの新人王戦も優勝を狙っているのですが、希望的な目標ではなく、より現実的な戦略を考えるようになったのは、4回戦が終わったあたりでした。
例年決勝進出が+100P前後であったので、放銃するリスクを避け、小さくても良いので確実に浮きを狙うという戦略です。
6回戦は自分のミスから、7回戦は手が入らずに苦しかったのですが、7回戦のオーラスでの7.700+900のアガりで、幸運にも決勝に滑り込むことが出来ました。

念願の決勝の舞台、インタビューにもある通り7回戦のアガりで高揚し、緊張は飛んでしまいました。
7回戦の終了後、決勝がすぐに始まり、下手に作戦を考える時間がなかったのも、良かったのかもしれません。
しかし、1回戦は越川プロの独壇場。
38.2Pの差をつけられ、最終の2回戦を迎えることになりました。

私がトップ、越川プロが3着でも26.300点以上の差が必要です。
それでも諦めの気持ちがなかったのは、十段戦の逆転での勝ち上がりのイメージが残っていたからでしょう。
また、越川プロがラス親、私がラス前の親となった座位も希望の一つでした。(※1)
東場から越川プロがアガり続けるようであれば、2着狙いに切り替えようと、したたかに考えていましたが。(※2)

(※1 ラス前では、鈴木プロと多田プロの親番が無くなり目無しになった場合、アガりに行かないため、自分がアガりやテンパイで連荘することが多くなる)
(※2 準優勝以上は、特別昇級リーグへの参加権利がもらえる)


2回戦目の結果は、観戦記の通り、東3局のチンイツ・ドラ1の18.000点で逆転、
南3局ではダメ押しの4.000オールと点数的には完勝に見えるのですが、紙一重の勝負でした。

もう一アガりで越川プロに追い付くところ、両者とも引く気はない局面です。
私から多田プロへの8.000点の放銃や、多田プロの3.000、6.000のツモアガりであれば、多田プロ優勝、私が4位と逆の結果になっていたかもしれません。
ひとつ成長した点を挙げれば、1.000点のテンパイと変わらず淡々と打牌をしていたことでしょう。
危険を察知し、ドラのを切らずにオリたかもしれませんし。

リードを貰ったら、守備型の腕の見せ所。

順位点込みのトータルで10P程のリードで迎えた、越川プロの親番。
ここでは、越川プロの親番を落とすことが第一です。
鳴かせないことは当然のこと、初牌のを場に切りだすことで、越川プロが切りやすくなってしまうことも配慮します。
そして、安牌用には抱えておきたいことも踏まえ、アガりには向かわず打としました。
次巡のに鈴木プロから鳴きが入り、ホンイツ気配に打牌が制限され、より越川プロは苦しい展開となりました。
かなり地味ですが、個人的には気に入ってる一局です。


(最終図。が4枚切れた後。鳴かれそうな牌を1枚も切ることなく終局)

こうして念願の初タイトルとなりましたが、経験や努力の成果が、すぐに結果としてついてくることは、現実にはほとんどないと言っても過言ではないでしょう。
十段戦やチャンピオンズリーグでの強豪との対戦が生きていることは実感としてあるものの、運が味方してくれた部分も大きいと思います。
麻雀ですから、ツイている日、対戦相手に恵まれる日もあれば、手が入らずどうしようもない日もあるでしょう。
タイトルが獲れたからの発言と誤解を招くかもしれませんが、よりタイトルを獲る確率を上げるため、そして、ファンに認められるために、訓練を積み重ねようと考えています。

模範解答は、新人王というタイトルに驕らず、より一層努力します、でしょう。
自分の腹をくくるために次の言葉で締めたいと思います。

『近いうちにもう一度タイトルを獲ります!応援よろしくお願いします!』








執筆:福光 聖雄

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