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プロ雀士コラム

十段戦を経て

執筆:福光 聖雄



新人プロがまず渇望するもの
―――結果。

技術が伴わない結果に意味はないことはわかっている。
だが、自分の志した麻雀プロへの道が間違っていないことを示す上で、結果がついてくると安心する。
リーグ戦での昇級は皆の目標であり、タイトル戦での活躍や、人によってはたった1節をプラスしただけでも、力強い一歩を踏み出せる自信となる。

今回のコラムは、ルーキーである私、福光聖雄が先般行われた十段戦で、初段戦から九段戦まで勝ち上がったご褒美(?)として、担当させて頂くこととなりました。
拙い文章ですが、お付き合い頂ければ幸いです。


話は、今年度春のデビュー戦(プロリーグ第1節)まで戻る。
緊張で舞い上がっていたとはいえ、思いもしなかった、▲80Pの大たたきでの最下位スタート。
反省会と称して同期と飲みに行ったが、あまりの不甲斐無さに終始歯を食いしばっていた。
唯一の救いは、酷い麻雀を打ち、取るべくして取ったことを自覚できたことである。

次節のプロリーグもマイナスを積み重ね、焦心で迎えた十段戦。
「記念参加にならないよう、お互いに頑張りましょう。」
と、同じく初段戦から参戦となる同期からのメール。
彼はどう思っていたかは分からないが、私は、決勝まで勝ち進むには11回の長い道のり、1つ、2つくらいは勝てたらいいな、くらいに考えていた。

2着狙いの消極的な麻雀が功を奏したのか、運良く勝ち上がり、翌日の三段戦に進む。
三段戦では最終戦前に通過が決まり、このあたりから徐々に自信を取り戻せていたのかもしれない。

四段戦では、最終戦の東場が終わった時点で、ポイント差が30Pもあり、絶体絶命のピンチとなっていたのだが、

南3局1本場、 

 リーチツモ ドラ

南3局2本場、 

 ポン ロン ドラ

この2つのアガりで、逆転し、五段戦へと駒を進めることができた。
このときの牌姿を一生忘れないだろう、と思うほど嬉しかった。
また、初段戦からの勝ち上がりという結果は、私一人だったことも助長し、大きな自信につながった。
大袈裟だが、ようやく第一歩を踏み出すことができた記念の一日であった。


勢いのまま五段戦、六段戦を勝ち上がり、七・八段戦へ。
ここで、大きな熊が壁が立ちはだかる。
A1リーガー瀬戸熊プロ(六段)、西島プロ(三段・C1)、新人王・平尾プロ(二段・C2)、私(初段・D3)による対戦となった。

憧れの瀬戸熊プロとの対戦が決まり、内心大喜びだった私とは対照的に、瀬戸熊プロの手がプレッシャーで震えている。
わずか4回戦であれば、実力外の結果が出ることもあるとはいえ、結果で実力が評価されるプロの世界、
下のリーグ、ましてや半年前まで研修会で教えていた新人相手に、万が一でも取りこぼすわけにはいかないのである。
しかし、それでも実力を発揮するところがA1リーガー。
最終4回戦で、着順勝負まで追い込むも、自力の差を見せつけられ、私は敗退となった。
(西島プロ、瀬戸熊プロの順で勝ち上がり)

新人の快進撃もここまでか・・・と思いきや、なんと、7分の1でワイルドカードに当選。
(ワイルドカード:九段戦の人数調整のため、各卓3着の7人から抽選で1人だけ勝ち上がり)
あいつは剛腕だとの声もちらほら。


しかし、ここまで無心で戦ってきたことでいい結果がでていたのだが、決勝がちらついたのが良くなかった。
九段戦は、副会長・森山プロ(九段)、北関東支部長・吉田プロ(七段)、そして、こちらも三段戦からの快進撃、柚木プロ(三段)との対戦。

森山プロの手が震えて・・・なんてことはありません。
逆に威圧感に自分の手が震えて止まらない。
中盤であと1牌が押せない。または、余分に安牌を抱えてしまう。
そして、点差的に厳しくなり、無謀な勝負をして致命傷を負うという悪循環。

5回戦勝負の3回戦目で、森山プロ+65.8P、吉田プロ+25.8P、柚木プロ▲42.4P、私▲50.2Pとなり、勝負あり。
通用しないのは当然であるにせよ、接戦に持ち込めなかった自分を恥じた。
ギャラリーがスコアを見に来るのだが、大差と知り去っていくのがとても悔しかった。


九段戦とはいえ、結果は予選敗退。
タイトルを取ることがプロ活動のすべてではないが、タイトルを取らずして実力が認められることはない。
新人の今は「トッププロとの対戦は、いい経験になりました。」とコメントしても許されるが、この経験を次に活かせてこそ、結果を見せてこそのプロではないかと思っている。


「楽しいとはなんと呑気なことか。我々にとって、麻雀は仕事だから。」

同卓した森山プロの言葉で締めさせて頂きたい。
誰かはわからないが、別卓から聞こえてきた「麻雀は楽しい」に対しての一言であった。


最後に、7/25(土)、7/26(日)、この十段戦のベスト16、8が開催されます。
錚々たる顔ぶれ、間違いなく内容の濃い麻雀が観られます。
両日とも12時からの対局開始となります。

興味のある方は、是非観戦にいらしてください。








執筆:福光 聖雄

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