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プロ雀士コラム

月刊プロ連ニュース

 




私の朝の日課は、スポーツ新聞に目を通すことである。

それでは、「帰宅してからの夜の日課は?」と問われたら、
その答えは、この連盟のホームページに目を通すことである。



トップページを開くと、更新情報が目に入る。
そうして、クリックしたことがない、新しい情報を意味する青い文字で書かれた項目を見つけると、すぐにクリックして紫の文字にしてしまう。

まあ、それが、楽しみな読み物や告知ばかりとは限らず、結果の悪かったタイトル戦やリーグ戦の結果であったりもするのだが・・・


ある日、いつものようにページを開くと、そこに新しい情報はないようであった。
いつもならそこでページを閉じるところなのだが、気まぐれで色んなところをいじってみた。
大体がトップページから直接行けるコンテンツばかりだが、ページの上部にある「インフォメーション」にカーソルを合わせると、そこに「月刊プロ連ニュース」という項目が出てきた。

「おー、新聞かぁ。懐かしいな。ホームページで見れるんだ・・」

開いてみると、そこでは発行された57号の全てが見れるようになっていた。

私は早速第1号を開いた。

記念すべき第1号は灘麻太郎会長の挨拶から始まり、2ページ目は雀豪の俳優風間杜夫氏と荒正義、黒木真生両プロの対談であった。
この対談では、当時のテレビ対局で5連続優勝していた風間氏の麻雀論や、若かった時のエピソード、荒の麻雀で勝つ為の秘訣などが書かれている。

またリーグ戦の結果欄では、現在A1、A2にいるプロ達が、下のリーグで奮闘しているのが見られる。
当時はC3が出来たばっかりの頃で、今とはリーグの数からして違う。
現在隆盛を極める女流プロも、当時は10数人がいたのみである。

本当に連盟は大きくなったのだなとつくづく思う。



第1号は全部で8ページの予定であった。ページを埋めるには、記事がまだ足りない。
そこで、連載企画を2本載せることになった。

その担当に指名されたのが・・・私であった。

当時ものを書くということをまるでしたことなかった私が、いきなり2つの記事を任される事となった。
当時編集部員には人が少なかったし、新人だった私に「出来ません。」など言えるはずも無く、ただ「はい。わかりました。」と神妙に引き受けた。

「さて、どうしよう・・・。」



私が任された記事は、注目プロを紹介する「今月の顔」と、何切るの「あなたは何を切りますか」であった。

「今月の顔」で取り上げたのは、当時の鳳凰位・古川孝次プロであった。
名古屋に住む古川に直接話を聞くことは予算上不可能であったので、電話での取材となったのだが、
電話口の大先輩・古川を前にして、質問メモをただ読み、必死でペンを走らせることしか出来なかった。

そんな私に古川は優しく丁寧に答えてくれたが、電話を切った私は、緊張からか体型からかはわからないが、全身汗だらけになっていたことを今でも覚えている。



もう一つの「あなたは何を切りますか」は、当然だが何切るゆえ、問題が必要である。
どうしようかと私が途方にくれていると、その様子を見かねた編集長・荒正義プロが「最初はこれ使いなよ。」とすらすらと2問書いてくれた。

それが、第1号と第2号の出題である。

第1号の問題となったのは、

 ツモ ドラ

この手牌であった。私は打のテンパイ取らずと答えていたが、今も多分打と答えるであろう。

しかし、マジョリティーとなったのは打であった。答えて頂いた大半のA1リーガーが打と答えている。
当時の私の中にを切るという発想は無かったが、今この記事を読み返してみると、「なるほど。」と思えるものがある。
をツモれば、それはそれでよし。ソーズの1〜6を引いても両面(のべ単)のテンパイに組み変えられる。
三色にこだわるのはいいが、こだわりすぎるのは良くないということだろうか。手牌に対してどれだけ素直に打てるかということであろう。

ちなみに三色といえばこの方、小島武夫プロにもビビりながら答えを聞いた覚えがあるが、
小島は当然と言わんばかりに打と答え、もしをツモるようならフリテンに受け、を引いてからドラを切ってのフリテンリーチと、
同じ打と答えた私なんかとは桁違いの大きさを教えられた。
これもプロの答えであった。

ちなみに出題者の荒が何を切ったというのは皆さんが直接読んで確かめていただきたい。
私には予想できなかった答えに驚かれることでしょう。




無事、創刊号とも言える第1号を発行したが、月刊(実際はリーグ戦開催に合わせて年10回)なのだから、原稿の締め切りは次から次へとやってきた。
必死でこなしていたが、1年半ほど経った頃に観戦記を書いてみないかと言われ、やはり神妙に引き受けた。
それが通巻17号の第16期新人王戦であり、私の観戦記デビューでもある。

1ページの記事で観戦記としては短い部類になるであろうが、
今読み返してみると、無難に書いているなとも思えるし、もう少し突っ込んで書いたほうが良かったなとも思える。
今、冷静に採点すれば60点といったところであろうか。

このころは観戦記を書くにあたってどういう風に書いたらいいかなんか解からなかったが、
当時、外部から「月刊プロ連ニュース」の編集のお手伝いをしていただいていたWさんから色々なことを教えていただいた。
その言葉の一つ一つが、今の私の宝物でもある。




もう時効であろうから書くが、実はそのWさんが書かれた観戦記が1本だけこの「月刊プロ連ニュース」に載っている。
通巻3号の第17期鳳凰位戦である。
なぜ外部のWさんが書くことになったかというと、当時の編集部は先程も触れたとおり人手不足で、とても連盟の看板である鳳凰位戦を書ける人間がいなかった。
ならば編集長・荒の出番となるとこであるが、当の荒は対局者であった。

Wさんの書かれた観戦記に、牌字はほとんど登場しない。
状況よりも人間に焦点が当てられていて、観戦記というよりは小説を読んでいるかのような感覚に陥る。

私にとってこの観戦記は教科書であり、目標でもある。

今、私がこのホームページやロン2に観戦記やレポートなどを書かせて頂けるのも、この「月刊プロ連ニュース」があったからだと思う。

記事を書いていた時、原稿は全て手書きであった。
時代の流れだろうか、それもいつしかパソコンへと変わっていった。

プロ連ニュースも時代の流れであろう、休刊という現在に至っている。



私が担当していた「今月の顔」と「あなたは何を切りますか」は形を変え、現在もホームページのコンテンツとして残っているが、
あの頃の汚い字で汗だくで必死に書いた手書き原稿には、プロとしての夢や希望が詰まっていた気がする。

私ももう30半ばである。なかなか当時のような思いだけでは、やっていけない。

しかし、つらい時や悔しい時は、これを読み返してみたいと思う。きっと明日への希望となるであろう。



「月刊プロ連ニュース」には、一部であるが連盟の歴史が詰まっている。
取り上げきれなかったが、面白い記事や観戦記もまだたくさんある。

これを読んで頂いた皆さんも、是非一度ご覧になってみてください。



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文責:紺野 真太郎(執筆:2008年6月25日)

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