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第2回ロン2カップ
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プロ雀士コラム

パソコン採譜システムについて

 




ここ1年、日本プロ麻雀連盟主催のタイトル戦決勝を一度でも観戦されたことがある方ならご存知だと思いますが、現在決勝の牌譜の記録及び作成はすべてパソコンで行っています。
これが大変便利なもので、従来整理牌譜を作成するのにかかる時間が大幅に短縮され、
再生画面(ロン2の牌譜ビューアと同じ画面)での再生ならその場で可能というほどまでになっているのです。


また、このシステムを使って記録を取っている側にもメリットがありまして、それはこれまで採譜者が見られなかった他家の手牌が自分のパソコンに反映されることで、4人の手牌進行が同時に見られる事です。
もちろん手書きよりも作業量的に余裕もあるので、誰がどんな顔をしてどんな手からその牌を切ったのか、誰のマチがヤマに何枚いるのか等、決勝戦をかなりしっかりと観戦できるのです。

ただ、このシステムを使って採譜できる人間はまだまだ不足しています。これを見ている若手の連盟員の方で興味がある方は是非協力をお願いします。
決勝の記録は必ず自己の麻雀の上達につながります。私が言っても説得力がないのは承知しています(笑)。
しかし、いずれ自分がその決勝の椅子に座ろうと思っているなら是非やっていただきたい。よろしくお願いします。

さて、このように便利で、一見楽しそうでもあるパソコン採譜システム。
こんないいものをなぜもっと早く取り入れなかったのか?

おそらく過去には、パソコンで記録を取る事を立案した人、もしくは試みた人もいるでしょう。
しかし、すぐに様々な問題点に思い当たり、実行までに至る事ができなかったのではないでしょうか。

今回はこの採譜システムが実用までに至った経緯をお話できる機会を頂けたので、約1年前の事を思い出して書いてみたいと思います。





最初にこの話を聞いたのが2006年の年末。

「パソコンで採譜するシステムの実用化を櫻井君に手伝ってもらいたい。」
という内容のメールをロン2事務局からいただきました。

「それは面白そうですね」と快諾したものの、最初にさわってみた感想はやはり、
「これを実践させるのは相当厳しい」というものでした。


それから暇を見つけては事務局に寄り、パソコンをさわりました。
その結果、少しずつではありましたが問題点も改良されて行き、一人の手牌を採る事くらいならすぐに出来るようになりました。

これを今度は4人で同時に採れれば完成。
しかし、これがまた上手くいかない。
一人でもミスがあると次局に進まない、操作を誤るとネットワークが切れてしまう、
再生画面がデータを読み込めない等々。

問題が起こる→改良を依頼する→2,3日待って改良後のシステムで試行する

この繰り返しで、徐々にではありましたが理想としたシステムが出来上がっていきました。
ですがそれでも、僕個人の考えとしては実践されるのはまだまだ先であろうと思っていたのです。

ところが実践の機会は意外にも早くやってきました。

2007年2月に収録予定のロン2カップ。
「4人の手牌を追いながら感想戦をするのに、ロン2の牌譜再生画面を使う」という話でした。

「はっきり言って間に合わないよ」

今だから言えるのですが、一緒に担当している小田君にはこんな事を言っていました。

しかし間に合わないと思っても何もしないというわけにはいきません。
できる限りの事はしておこうと皆に時間を割いて協力してもらい、急ピッチで実践、改良を繰り返しました。

そしてロン2カップの前日、2日前にお願いしていた改良版が届いて4人で試運転。
ネットワークトラブルもなく、不安だった操作の技術も、「別室でモニターを見ながらの採譜」ということでなんとかなりそう。
間に合った、と安堵しました。

しかしその安堵も束の間。
「では、明日の本番がんばりましょう。」と解散したのち、今日のデータを再生してみると・・・
なんと以前には無かった不具合が!!
あわててメールで不具合を報告するが、おそらく今日中には間に合わない。
しかもその日はロン2でも大きなトラブルが発生し、事務局は大変なことになっていました。

「さすがにお手上げか、明日どうしましょう?」
と、もう家に帰ろうかとしていたまさにその時、「改良版が届きました」と返信メールが。
すぐにそれをインストールし再生しました。

「できています。完璧です」


次の日の撮影も少々のトラブルはあったものの無事成功。
ついに、採譜したその場で再生ができる、「パソコン採譜システム」のデビューとなったのです。





それから1年、タイトル戦決勝はすべてパソコンで採譜しています。

今でこそトラブルも少なくなり翌日には整理牌譜も渡せる程になりましたが、初期の頃は試行錯誤しながらの実践で、毎回会場に行くのも不安でした。
予想どおりトラブルも多く、タイトル戦決勝が続いた時期には、データの修復、編集、整理牌譜の作成、トラブル対処法などに本当に悩まされました。

選手の方々、運営、立会人の方々には多大なご迷惑をおかけしたにもかかわらず、ご理解ご協力を頂いたことには感謝してもしきれません。

この場をお借りして、心からのお詫びとお礼を申し上げたいと思います。



そしてこのシステム、未だに完璧とはいえず、現在も随時改良中です。

しかしこのシステムを使った将来的な計画、展望は多いのです。

詳細には言及できませんが、決勝観戦の方法、ロン2への導入など、少し想像しただけでも様々な利用方法に思い至ります。

時代は変わっていっているのです。麻雀の世界も例外ではありません。
パソコンで採譜を取っている様子は、今は真新しいかもしれません。
しかし必ず、これが当たり前の時代が来ます。

麻雀を打つ事、観る事、いろいろな視点で楽しむ事に関して、今後は多くの変化があることでしょう。

プロ連盟は常にその先頭にいる存在であって欲しいし、それだけの力を持つ団体であると思っています。


今後をお楽しみに。







文責:櫻井 秀樹  (執筆:2008年4月23日)

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