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プロ雀士コラム

麻雀プロの使命

 




___何故麻雀プロとして生きていこうと決めたのか___




この質問に対する私の答えは、

「麻雀という勝負の世界に魅せられたから」

同じく麻雀に魅せられた打ち手たちとの真剣な勝負に生きがいを感じることができるからである。




プロ入りした当時、こんな出来事があった・・・

オープン参加のタイトル戦にて。(何のタイトルだったか記憶は定かではない)
プロには各プロ団体の名前が書かれた名札がついているので、誰が『プロ』であるかは一目瞭然だ。

こういったタイトル戦では、人数や会場の都合により「半荘1回50分打ち切り」というように時間制限が設けられている。

自分の対戦相手は一般参加の方2人と1人のプロ。
南3局を迎え、『プロ』の名札をつけた人間が微差のトップ目に立っていた。
点棒に大きな動きはなく、全員がトップを狙える状況だが残り時間はあと僅か。残り時間5分のコールがかかった。
そこで第一打を切る『プロ』の手が止まり、大長考が始まった。

「時間稼ぎかもしれないな」

とその時思ったが、本当に悩む手牌かもしれないので黙ってスルー。
その後、場面には目立った動きはなく、フラットなままで進んだ4〜5巡目で、またしても『プロ』の長考。
その後も4枚目の字牌を打つのにも時間をかけていることなどから、時間切れ狙いであることを確信した。
刻々と迫りくる終了の合図。
この1局さえ消化してしまえば、一応、東南戦を打ち切ることができる。
さすがにうんざりしてきたが、まだ新人の自分は沈黙を貫いた。

そして、その『プロ』の目論み通り、南3局で打ちかけ終了のコールがかかった。

憤りを感じるのは、自分の成績に影響したからということではない。
一般参加の方に失礼だというのが一番の理由だ。
遠方から今日のタイトル戦を楽しみにやってきたのかもしれない、プロと打つのを楽しみにしていたかもしれない。

勝てば何でもいいのかよ?
『プロ』の名札が恥ずかしくないのか?

と言いたくなったが、グッと堪えてその言葉を飲み込んだ。

確かにルール違反ではないが、麻雀打ちとしての、いやその前に人としてのモラルに欠けた行動に、心底ガッカリした。
正々堂々と麻雀で戦ってほしかった。

そんな反面教師がいてくれたおかけで、自分のプロ意識は少しづつ高まってきたのかもしれない。






では話題を変えて、沢崎誠プロの優勝で幕を閉じた先日のグランプリ2007について。

グランプリは今回で3回目となる新設のタイトル戦で、競馬で言えば有馬記念のようなもの。その年の成績優秀者16人でトーナメント方式で3日間を戦うというものだ。
(一日目と2日目は各卓上位2名が勝ち上がり、3日目は決勝)

自分は一日目を十段戦準優勝の大場篤のヒモで勝ち残り、2日目のベスト8に進出した。

対戦相手は、小川尚哉、室伏理麻、荒正義。
4回戦を終えて、自分は2着と約30P差のトップ目。このままならほぼ決勝進出となる。
室伏は不調、2着のイスを小川、荒の2人で争う格好だ。

(起家から)室伏→小川→滝沢→荒の順番でスタート。

東1局。室伏の親番は”不調者らしく”あっさりと流れた。

続く東2局。小川の親番。
自分の下家の荒が早々に役牌を仕掛けた。
荒が当面のライバルである小川の親番を蹴りに行くのは当たり前のこと、この仕掛けはそんなに高くなさそうである。

「自分の手牌は、中途半端ではあるがツモが効けばアガリに結びつくかもしれない。下家の荒に鳴かれても局が回ればそれもまたヨシだ。とりあえず真っ直ぐ、手牌に素直に打とう・・・」
と思ったその刹那、余計な考えが頭をよぎった。

「俺と荒さんを師弟の間柄と認識している人も多い。ここで露骨に荒さんに捌かせれば誤解を生んでしまうかもしれない。2着を競っている小川君だって気分の良いものではないだろうな・・・」

これは、まったくもって甘い、無用な思考である。
ましてトーナメント方式の最終戦でトータルトップ目に立っているのである。安仕掛けに鳴かせて局回しを考えるのは当然の戦略だ。仕掛けたのが誰であろうが関係ないはずである。

絞りに絞ったあと、小川から予想通りのリーチが入り、2.600オールをツモられる。
その後も勢いづいた小川が得点を重ね、自分はもうフラフラ。
さすがの荒法師がきっちりとまとめ上げ、後続の2人に一気にまくられてしまった。

これについて語れば、小川の決勝勝ち残りにケチをつけてしまうことになるかもしれないが、実際自分が荒に露骨に鳴かせにいったとしても、結果はどう転んでいたかどうかはわからない。
同じように小川、荒で勝ち残っていた可能性も十分にある。

いづれにしても、自分に全面的に非がある対局であったことは間違いない。
これでは観戦していただいた方に何も伝わらないではないか。

とにかく猛省の『グランプリ2007』となった。


余計な、勝ちに対する執着心や人間関係を卓上に持ち込まず、正々堂々と【麻雀】で戦うことも麻雀プロの使命であると考える。


 







文責:滝沢 和典  (執筆:2008年3月26日)

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